高岡の伝統と革新が生んだ「りん風りん」
高岡市から新たに登場したのは、山口久乗が手がけた音楽的インテリア風鈴「りん風りん」です。心地よい音色を日常に取り入れられるこの商品は、伝統的な仏具「おりん」を基に制作されています。
商品の背景と開発の思い
山口久乗は、これまでに仏具の「おりん」を活用して様々な商品を生み出してきました。その音色は、JR高岡駅や新高岡駅の発車音として採用され、高岡の街の音風景の一部となっています。この度、家庭でも親しまれるインテリア音具として「りん風りん」を開発しました。この風鈴は、風の力で自然に鳴ることにより、生活空間に穏やかな音を提供し、「1/fのゆらぎ」を感じられるよう配慮されています。
「りん風りん」の魅力
「りん風りん」は、以下の3つの特長をもつ商品です。
1.
心地よい音色の追求
「1/fのゆらぎ」は、自然界の音に共通する心地よいリズムですが、余韻が持つ独特の響きは、日本音響研究所によっても証明されています。「りん風りん」の音色は、木の葉のささやきや小鳥のさえずりなど、自然の音の心地よさを再現しています。
2.
高岡銅器の伝統技術
約400年の歴史を誇る高岡銅器の職人たちの技術が、音色のクオリティを支えています。この長年の伝統が、より豊かな音色を実現しました。
3.
徹底した音へのこだわり
特に内側を磨くことで、風鈴の音色の持続性が向上しています。通常の風鈴とは一線を画した、音色にこだわり抜いた製造方法が特徴です。
新たな展開と未来のビジョン
「りん風りん」の発売により、山口久乗は新しい顧客層を獲得し、おりん音の魅力を広めたいと考えています。これにより、おりん文化を全国に浸透させ、伝統工芸の魅力を再発見してもらうことを目指しています。
製品情報
- - 商品名: りん風りん
- - 発売日: 2018年7月1日
- - 販売価格:
- 種類「奏(かなで)」: 9,720円(税込)
- 種類「響(ひびき)」: 8,100円(税込)
- 「奏」: おりん直径49mm×高さ34mm
- 「響」: おりん直径46mm×高さ25mm
- - 材質: 風鈴銅合金、短冊ワーロン紙
- - 色: 光彩(こうさい)、朧銀(おぼろぎん)
全国の百貨店やセレクトショップ、または公式ネットショップで購入可能です。詳細な情報は
こちら。
会社情報
記事を提供した株式会社山口久乗は、1907年に設立され、神仏具や美術銅器の制作を行っています。高岡市内免に本社を構え、多様な製品を展開しています。
- - 所在地: 富山県高岡市内免2-8-50
- - 代表者: 山口敏雄
- - URL: 会社公式サイト
高岡の伝統技術と自然の音が融合した「りん風りん」は、私たちの生活に心地よい安らぎを届けてくれることでしょう。