保活ワンストップサービスが129の保育施設へ拡大、ユニファがデジタル化を推進

保育施設のデジタル化が進化中

東京都の「保活ワンストップサービス」が新たに129の保育施設に拡大することが発表されました。このプロジェクトは、保育AI™を駆使したユニファ株式会社が中心となり、東京都とGovTech東京との連携で進められています。今回の拡大により保護者の皆さんが保育施設に関する情報をオンラインで手軽に入手できる環境が整いつつあります。

プロジェクトの背景

この「保活ワンストップサービス」は、東京都が推進している「東京デジタル2030ビジョン」の一環として、保育や育児に関する課題を解決することを目的としています。特に、保護者がスマートフォンを通じて保育施設の情報を簡単に収集し、見学予約や入所申請を行えるようにすることで、保育における負担を軽減するのが狙いです。

129施設への拡大

今回、ユニファが提供するルクミーは、これまでの3つの施設から新たに126の保育施設を追加し、合計129の施設で「保活ワンストップサービス」を展開することになりました。東京都内の19の自治体にわたり、計1,276の施設でサービスを利用できる環境が整いました。

この拡大は、板橋区、足立区、調布市の他、港区や江東区、渋谷区などの16の都内自治体が新たに参加したことによるものです。この協力により、今後さらに多くの保護者が便利にサービスを利用できるようになることでしょう。

ルクミーの役割

「ルクミー」は、保育施設が日常業務を効率化するための ICT システムです。登降園管理や保育計画の作成など、さまざまな業務をサポートし、保育士の負担を軽減します。特に、午睡中のチェック機能や保護者への連絡機能を搭載しており、業務の質を高めることに貢献しています。このシステムによって、保育施設は保護者からの予約状況をルクミー上でシームレスに管理できるため、日々の業務が円滑になります。

ユニファの未来展望

ユニファは今後もこのフォーマットに参加し、「保活情報連携基盤」との連携を深めることで、保育施設のデジタル化をさらに加速させる予定です。保育業務の効率化によって、育児支援の質を向上させ、子育てしやすい環境を整備していくことを目指しています。将来的には、保護者の利便性向上だけでなく、保育の質の向上にも寄与することを期待されています。