温泉で認知症予防
2024-11-20 10:03:30

東京大学とSARABiOの共同研究による温泉成分の認知症予防への挑戦

温泉の力でアルツハイマー病の予防に挑戦



株式会社SARABiO温泉微生物研究所は、東京大学と連携し、温泉藻類由来の成分「RG92」を用いたアルツハイマー病予防に関する研究を2024年11月から始めることを発表しました。この取り組みは、高齢化が進む現代社会における認知症問題の解決に寄与するものであり、日本の伝統資源である温泉の新しい可能性を探るものです。

研究の背景



近年、日本は急速に高齢化が進んでおり、それに伴い認知症患者数も増加しています。特にアルツハイマー病は高齢者の生活の質を著しく低下させる要因の一つとして大きな社会的課題になっています。これを受けて、SARABiOは温泉資源を利用したバイオテクノロジー研究を進め、特許取得済みの成分「RG92」を開発しました。

この成分には抗炎症作用や組織修復を促進する効果があり、これまでにも健康や美容関連の業界で広く利用されてきました。 SARABiOは国立長寿医療研究センターや多くの大学機関と連携し、炎症に関わる疾患や加齢による健康問題を解決すべく研究を重ねています。今回の東京大学との共同研究は、「RG92」をアルツハイマー病の予防に活用できるかどうかを科学的に探求する重要なステップとなります。

研究の概要



本研究では、具体的にRG92がアルツハイマー病における予防効果を持つのかを検証するために、モデル細胞SH-SY5Yを使用し、分子生物学的手法で細胞内の遺伝子発現やタンパク質の変化を観察します。特に、アルツハイマー病の原因物質であるタウやβアミロイドの蓄積をRG92がどの程度抑制できるかを詳細に調べる予定です。この研究結果は、認知症予防における重要な知見をもたらすことが期待されています。

研究の展望



日本以上に高齢者社会の問題が深刻な国はありません。もし本研究でRG92の予防効果が実証されれば、この成分を用いた新たな予防手段の開発が促進され、健康長寿社会実現に向けての道が開かれることでしょう。また、この取り組みは、日本のユニークな資源である温泉の利用価値が再評価されるきっかけともなり得ます。

会社概要



  • - 社名:株式会社SARABiO温泉微生物研究所
  • - 本社所在地:大分県別府市大字鶴見1356-6
  • - 東京オフィス:東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー23階
  • - 代表者:代表取締役社長CEO 濱田 拓也
  • - 事業内容:温泉藻類・酵素研究、飼料開発、医薬部外品・化粧品の製造販売
  • - 設立:2006年7月20日
  • - 資本金:3億4500万円(資本準備金含む)
  • - 公式サイトSARABiO公式サイト

このように、SARABiOと東京大学の共同研究は日本が抱える認知症問題に新しい解決策を提案するものとなることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社SARABiO温泉微生物研究所
住所
大分県別府市大字鶴見1356-6
電話番号
0977-75-8575

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