LUSH「結婚の自由をすべての人に」キャンペーンが開始
2025年7月1日から、ナチュラルコスメブランドLUSH(ラッシュ)が、日本全国78の店舗で「結婚の自由をすべての人に」キャンペーンを開催します。このキャンペーンは同性婚の法制化を目的としており、賛同者たちの声を集め、可視化する活動になります。来店客は、賛同の意志を示すために店内にハート型のシールを貼ることができます。また、理由や想いを書いたコメントも同様に掲示します。オンライン署名プラットフォーム「Change.org」でも賛同が可能で、7月31日まで参加を受け付けています。キャンペーンのフィナーレとして、ラッシュは参議院選挙後に全政党に対し、同性婚の法制化を求める要望書を提出する予定です。
キャンペーンの背景
日本において結婚の選択は個人の自由でありながら、同性同士の結婚を法的に認められない現実があります。この問題は、単なる法律の違反ではなく、人権問題そのものです。すべての人が平等に結婚できるようにするためには、法制度の見直しが必須となります。
LUSHは、2022年から続くこの一連のキャンペーンの一環として、同性婚の法制化を支持する活動を行ってきました。2023年の世論調査では、全世代の約7割が同性婚の法制化に賛成しており、特に20代では9割を超える支持が示されています。それにもかかわらず、日本政府は具体的な行動を起こしていません。
キャンペーンの目的と活動内容
「結婚の自由をすべての人に」キャンペーンの目的は、同性婚支持者の声を可視化し、その重要性を世間に広めることです。これまでのキャンペーン同様、LUSHの店舗に集まった賛同の声は、各地域の政治家に届けられます。来店することでハート型のステッカーで賛同の意を示し、店舗での思いを書き込むことで、その声をより大きなものにしていくことが期待されています。
トークイベントの開催
キャンペーンの開始にあたり、6月27日にはLUSH原宿店でトークイベントが開催されます。このイベントでは、公的団体の理事や訴訟の原告が参加し、同性婚についてのディスカッションを行います。
まとめ
LUSHは、同性婚の法制化に向けた活動を強化することで、社会への理解と支持を促進することを目指しています。これからも地域ごとの草の根活動と連携し、婚姻平等の実現に向けて着実に前進します。今後の取り組みにも注目です。