駐車場情報が次世代モビリティに及ぼす影響とは?
2026年7月17日に開催された「Startup World Cup 2026 東京予選」では、パーキングサイエンス株式会社が来場者を対象に実施したアンケートにより、次世代モビリティに対するニーズが浮き彫りになりました。特に、約4割の来場者が「駐車場から目的地までの情報」を必要と感じていることが示され、これが今後のモビリティサービスにおける重要なポイントであることが分かります。
アンケート結果の概要
調査に参加したのは18名で、その結果は以下の通りです。
- - 駐車場までの情報が必要と回答した割合: 61.1% (11票)
- - 駐車場から目的地までの情報が必要と回答した割合: 38.9% (7票)
実際のモビリティサービスは、「目的地に到達すること」を重視しているため、駐車場からの移動体験が十分に考慮されていないのが現状です。しかし、広い商業施設や施設入口の分かりにくさなど、「駐車後」の体験には多くの課題が存在し、この点への情報提供が新たな付加価値となることが示唆されています。
Parking Behavior Intelligence(PBI)の提唱
このような背景から、パーキングサイエンスはParking Behavior Intelligence(PBI)という新しい概念を提唱しています。PBIは、全国に存在する約15万件の駐車場データと、「駐車場を探す行動」に関するデータを組み合わせ、移動体験の分析と可視化を行うものです。従来の駐車場情報は、あくまで「駐車するための情報」に限られていましたが、PBIはより広い視点からサービスを展開する可能性を持っています。
PBIがもたらす新たな価値
Parking Behavior Intelligenceの導入により、駐車需要分析やAIによる需要予測、エリアマーケティングが可能になるなど、都市や観光、商業サービスなど様々な領域での価値創出が期待されます。また、PBIは自身の提供する各種サービスの基盤としても機能し、P-CollectionやParking Science Mobility Report(PSMR)のようなサービスがより一層効果的に提供できるようになるでしょう。
Startup World Cupでの成果
今回のStartup World Cup 2026では、多くの来場者と交流し、PBIに関する意見交換が行われました。ブースの来訪者数は35名、名刺交換は44件を数え、P-Collectionのダウンロード数も11件に達しました。また、自動車関連企業やモビリティ関連企業とのディスカッションからも、駐車場データと検索行動データを組み合わせた新たな価値に関する関心が高まっていることが伺えました。
今後の展望
パーキングサイエンスは、駐車場データをデータベース化し、人と地域、モビリティをつなぐ社会インフラとして進化させることを目指しています。今後はParking Behavior Intelligenceを基盤にしながら、自治体DXや観光DX、エリアマーケティング、AI需要予測といった分野でのサービス展開を推進し、「駐車前から駐車後まで」の移動体験をサポートする次世代のモビリティを実現していく予定です。
代表者のコメント
パーキングサイエンス株式会社の代表取締役、井上直也氏は、「今回のアンケートでは約4割の来場者が『駐車場から目的地までの情報』を必要と考えています。私たちは、目的地到着後にも新たな価値を提供できる可能性があると受け止めています。Parking Behavior Intelligenceを通じて、駐車場データを社会インフラへ進化させ、より快適な移動体験を実現していく所存です」とコメントしています。
会社概要
- - 会社名: パーキングサイエンス株式会社
- - 設立: 2022年9月
- - 本社所在地: 神奈川県藤沢市片瀬3丁目2-1
- - 代表取締役: 井上直也
事業内容
- - 無料ポイ活機能付き駐車場検索アプリ「P-Collection」の運営
- - 駐車場事業専用のエリアマーケティング分析システム「Park-Labo」の開発・提供
- - P-Collection提携サービスの開発・提供
- - P-CollectionAPI、駐車場データベースサービスの提供
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