ヤマナカゴーキンが新たな鍛造品開発サイトを公開
近年、製造業においては軽量化や高強度というニーズが高まっていますが、同時に開発サイクルの短縮やコスト削減が求められる中、株式会社ヤマナカゴーキンが「鍛造品開発サイト」を立ち上げました。このサイトは、金型設計や製作、塑性加工CAEシミュレーションに特化した情報を提供し、設計者が抱える問題解決の手助けを目的としています。
サイトの概要
ヤマナカゴーキンは、鍛造プロセス設計とCAE解析を融合させた独自の開発体制を持ち、製品設計の初期段階から鍛造への工法転換や開発期間の短縮を目指しています。この新サイトでは、実際の開発事例を基にしたソリューションが集約されており、技術者のニーズに応えることを目指しています。
本サイトに掲載されている情報の中で特に注目すべきは、以下のような製品開発の実績です。
成功事例の紹介
1.
切削レスによる工程削減
従来の切削工程を鍛造に転換することで、ベベルギヤのセレーション部分の製造工程を大幅に削減するとともに、精度を向上させました。
2.
L/D10倍の深穴加工を実現
複雑な形状を持つ部品についても、鍛造化することでコスト削減と軽量化を同時に達成しました。特に、一般的な加工限界を超えるL/D比10倍の深穴加工を実現したことは、業界内でも高く評価されています。
3.
複雑形状の一体成形
独自の型構造と多軸複同プレスを用いて、非常に複雑な形状を一度の鍛造で成形。これにより製造コストの削減に成功しました。
技術者の課題解決のために
このサイトでは、製造業の設計者が直面する「お困りごと」に対して、具体的な情報や解決策を提供しています。「工法検討に知見がない」、「試作回数が増えてリードタイムが短縮できない」、「切削加工ではコストがかかる」といった様々な課題に対して、導入可能なソリューションを提案します。
また、材料や製造方法についての深い知見を活かした情報も豊富に取り揃えており、実践的なアイデアを引き出すための貴重なリソースとして、設計者にとって役立つ内容が揃っています。
ヤマナカゴーキンの強み
ヤマナカゴーキンは、1,500件を超える鍛造部品開発に関する知見を持ち、特に自動車や航空宇宙産業における高精度な部品開発を得意としています。このポイントは、単に鍛造技術だけでなく、製品の試作から量産に至るまでトータルでサポートできる力にあります。
これにより、設計から試作まで社内一貫体制でサポートし、試作回数を最小限に抑えたデジタル検証を通じて開発コストを低減できることが、他社にない大きな強みです。
結論
今後、製造領域でのさらなる技術革新が期待される中、ヤマナカゴーキンが提供する鍛造品開発サイトは、業界の設計者にとって新たなサポートツールになることは間違いありません。技術者の悩みを解決するためのパートナーとしての役割を果たし、さまざまな課題に対応できる内容を提供することによって、製造業の未来に貢献し続けるでしょう。この新しいサイトをぜひ活用してみてはいかがでしょうか。