イスラエルのセキュリティ企業「バビロン」とジャコーレが提携、サイバーセキュリティ強化支援を開始

イスラエル企業「バビロン」との提携

最近、ジャコーレ株式会社がイスラエルのサイバーセキュリティ企業「バビロン」と提携し、日本企業に対するテクノロジーの脆弱性調査及びサイバーセキュリティ強化支援サービスを開始しました。この取り組みは、日々高まるサイバーアタックの脅威に対抗すべく、企業の情報資産を守るための重要なステップとなります。

当社の取り組みの背景には、急速に進化するテクノロジーの中で、サイバーセキュリティ製品市場が2021年には9,434億円に拡大するという予測があります。しかしながら、多くの企業がサイバーセキュリティ製品を導入しながらも、その機能を十分に活用できていない現実が存在します。特にイスラエルのエンジニアたちによると、導入企業の約50%が実際にはその能力をフルに引き出せていないとの指摘があります。このような状況は、日本企業が革新的なテクノロジーを積極的に導入する際に適切な投資判断ができない背景とも関連しています。

提供されるサービス内容

この提携により、ジャコーレはバビロンの専門知識を活かし、日本の企業に対して以下のようなサービスを提供します。

- テクノロジーの脆弱性調査
- サイバーセキュリティ強化支援
- 海外テクノロジー企業への投資に関するデューデリジェンスサービス

このサービスは日本企業のサイバーセキュリティに不安を抱えている方々に特に有益であり、企業全体の安全性の向上を図ります。

イスラエル現地法人設立の意義

ジャコーレは、イスラエル現地法人の設立を通じて、バビロンのような企業とのパートナーシップを強化することができ、信頼性の高い情報の提供が可能となるでしょう。特に新たに現地で就任したAmit Lang氏のネットワークを活用することで、さらなる専門パートナーとの連携も期待されます。

この取り組みは、サイバーセキュリティだけでなく、他分野でも高度な専門知識を持つ企業との連携拡大を目指しています。ジャコーレのイスラエルオフィスは、日本企業がイスラエルを訪れる際の重要な拠点となり、両国間のビジネス交流を推進することを目的としています。

バビロンの紹介

バビロンは、イスラエルのエリート技術者によって構成されたテクノロジーコンサルティング会社であり、彼らの専門性はサイバーセキュリティ、クラウドサービス、ディープラーニングなど多岐にわたります。これまでに、CheckPointやPalo Alto Networksなど、さまざまな業界での信頼を築いてきました。

イスラエルのセキュリティ市場は急速に成長しており、特に8200部隊」と呼ばれる軍のエリートサイバー部隊出身の人材が多く、彼らの経験や知識は企業にとって大きなアドバンテージとなります。

日本企業にとっての影響

日本企業は、イスラエルの先進技術に投資することで、新たなビジネスチャンスを創出する可能性があります。今回の提携を通じて、ジャコーレは日本企業が適切な評価を基に海外テクノロジー企業への投資判断ができるよう支援することを目指しています。

ジャコーレ株式会社のCEO、平戸慎太郎は、長年の経験を活かして日本とイスラエルの架け橋として活躍し、双方のビジネス成長を後押ししています。彼の背景には、弁護士としての経験や、国際的な企業でのマネジメント経験があり、独自の視点からビジネスの発展に貢献しています。今後もジャコーレは、日本とイスラエルのビジネスコネクションを強化し、テクノロジーの価値を最大限に引き出す努力を続けていくでしょう。

この記者の今後の展望として、サイバーセキュリティだけでなく、他の高度な技術分野でも日本企業へのサービスを提供し、より多くの企業が安全にテクノロジーを活用できる環境づくりを目指す姿勢が求められるでしょう。