セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」新機能の登場
LRM株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:幸松哲也)が提供するセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」では、新たにAIを活用した『AI自動判定機能』が導入されました。これにより、従業員が報告した不審メールの安全性をAIが判断し、その理由を分かりやすく解説する機能が実現しました。これにより、企業内でのセキュリティ意識がさらに高まることが期待されています。
AI自動判定機能の概要
本機能は、情報システム部門やセキュリティ管理者に不審なメールを報告した従業員のために設計されています。AIは、送信元やドメイン、リンクの妥当性、メール本文の内容、過去の同様な事例など、さまざまな要素を考慮し、安全性を総合的に判断します。そして、この判断プロセスを自然言語で解説することで、従業員がなぜそのメールが安全か危険かを理解できるようになります。
この機能により、従業員は自らの判断の根拠を学ぶことができ、安心して業務を進められる環境が整います。特に、社員一人ひとりが主体的にセキュリティを学び、意識することが求められる時代において、これは大きな意味を持つでしょう。
サイバー攻撃の深化と新たな挑戦
最近では、サイバー攻撃がますます複雑化しています。企業が抱える情報資産を守るためには、技術だけでなく、従業員の意識改革が欠かせません。フィッシングメールに引っかかることで、情報漏洩や業務停止といった重大な影響が発生するリスクがあるため、セキュリティ教育が一層重要となります。
LRMでは、単なる教育に終わらず、『AI自動判定機能』を活用することで、組織全体のセキュリティ意識を高め、持続可能なセキュリティカルチャーの形成をサポートしています。これが、サイバー攻撃やセキュリティインシデントに対し適切に対応できる組織作りに寄与します。
日本市場における独自性
『AI自動判定機能』は、日本語環境に特化したAIを用いたフィッシングメール判定機能であり、日本国内初の試みとして注目されています。従業員が自ら報告し、AIと連携して安全性を確認するプロセスは「セキュリティの民主化」とも言える画期的な試みです。
AI自動判定機能の主な特長
1.
高い推論精度: AIは、送信元のドメイン認証情報やメールヘッダー、リンクの妥当性、本文の内容などをすべて考慮し、90%以上の判定精度を誇ります。
2.
自然言語による説明: AIがなぜそのように判断したのかを、自明な日本語で解説します。これにより、従業員のセキュリティリテラシーが向上します。
3.
チャット形式のサポート: 従業員の報告に対し、管理者とAIが同じ画面でやり取りを行うことができ、フィードバックが迅速に行えます。
導入するメリット
『AI自動判定機能』の導入により、セキュリティ担当者の負担が軽減されるほか、従業員の学びを促すことで、セキュリティが現場に定着します。その結果、業務効率も向上し、初期対応の工数が大幅に削減され、より価値の高い業務にリソースを集中できるようになります。また、AIによる一定基準での判断が可能となり、判断のばらつきを抑えることが期待できます。
安全なデータ管理
本機能で使用される判定データは、安全に加工された公開データを活用しており、お客様自身のメールデータは厳重に保護されます。報告されたデータはAIの学習に利用されることはなく、プライバシーが保護されています。
これからの展望
今後は、AIへの質問テンプレートの提供や、外部サービスとの連携機能など、さらなる機能追加を予定しています。LRMは、テクノロジーを駆使した実効性のあるセキュリティ教育を提供し、企業の情報セキュリティ体制の強化を支援していきます。
LRM株式会社について
LRMは2006年に設立され、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」と情報セキュリティコンサルティングを展開しています。企業の情報セキュリティをより身近なものとするため、2,200社以上の導入実績を持っています。今後も、持続可能なセキュリティ体制の構築に向けて活動していくことで、企業価値の向上に寄与していく所存です。