インフィニコが三重冗長機能を備えた新型アプライアンスを発表
インフィニコは、最近のビジネスニーズの変化に応え、新たにDHCP/RADIUSアプライアンスに「三重冗長機能」を追加することを発表しました。この機能により、システムの安定性が向上し、思いがけないトラブルが発生した場合でも業務が不中断となります。
増加する無線デバイスとIoT機器のニーズ
近年、リモートワークの普及に伴い、無線デバイスの増加が見られる中、グループウェアやIoT機器を活用する企業も増加しています。このような状況において、ネットワークの冗長化は一層重要となってきます。
インフィニコは、この市場の需要に応じ、DHCP/RADIUSアプライアンスに新しく2つの三重冗長機能を搭載しました。これにより、企業は柔軟かつ高可用なネットワーク構築が可能になります。
三重冗長機能の詳細
新たに追加された三重冗長機能には、以下の2つがあります。
1. Wizard Link Hyper + V-HAの導入
Wizard Link Hyper(WLH)を利用することで、多数の機器を集中管理し、冗長構成を実現できます。具体的には、マスターノードとサービスノードの1:N冗長構成に加え、各サービスノードに対してVirtual High Availability(V-HA)を併用できるようになりました。
この設定により、例えばサービスノードの1台に障害が発生した場合、もう1台が業務を継続し、両方がダウンした場合でもマスターノードがサービスを維持します。これにより、主要拠点での冗長運用が実現し、その他の拠点はWLH冗長で補完することが可能になります。
2. リザーブスタンバイ機能
この機能では、アクティブ機器とスタンバイ機器の他に、リザーブスタンバイ機器を追加し、三重冗長に対応します。予備機器は即時に昇格可能で、運用状況に応じた3種類の昇格方法が用意されています。
- - 役割昇格では、IPアドレスはそのままに役割を昇格させ、冗長構成の変更が可能です。これはV-HAのみ対応の機能です。
- - コピー昇格では、故障機からIPアドレスの設定をコピーし、迅速な役割交代を実現します。この機能はV-HAとDDHAの両方に対応しています。
- - スタンドアロン昇格は、冗長系全体がダウンした際にリザーブスタンバイが単独でサービスを続行できる機能で、こちらもV-HAとDDHAの対応機能です。
柔軟な運用を実現
これらの機能を統合することで、インフィニコのDHCP/RADIUSアプライアンスは、ネットワークの信頼性と柔軟性を高め、企業の安心を提供します。
これからもインフィニコは、高い信頼性とコストパフォーマンスを兼ね備えた製品を提供し続け、企業のIT環境を進化させます。新製品の機能実装は2025年4月からの予定で、詳細はインフィニコのホームページで確認できます。
会社情報
インフィニコは、ネットワークセキュリティ製品の開発から販売までを行っており、様々な企業のニーズに応えるべく、高品質な製品を提供し続けています。