Wolt Japanと楽天モバイルが業務提携
2023年7月31日、Wolt Japan株式会社と楽天モバイル株式会社が飲食業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた業務提携の基本合意書を締結しました。この合意により、両社はAIを活用した新たな事業者向けサービスの展開を計画しています。
業務提携の概要
業務提携に基づき、Wolt Japanが提供するデリバリーサービスと楽天モバイルのAI・DXノウハウを結集し、飲食店が抱える様々な運営課題に対して、より効率的なソリューションを提供することが期待されています。これは、店舗運営の質や顧客満足度を向上させることに資するでしょう。
楽天モバイルのコメント
楽天モバイルの代表取締役・共同CEOである鈴木和洋氏は、「AI・DXや通信を活用した法人向けソリューションによって、飲食店の業務効率化や顧客体験の向上を支援している」と語ります。Wolt Japanとの協力によって、飲食業界全体のDX推進を加速し、現場のニーズに応じた価値創出を目指すそうです。
Wolt Japanの理念
一方で、Wolt Japanの代表取締役ナタリア・ヒザニシヴィリ氏は、「地域の店舗をサポートし、地域経済を活性化させることをミッションとしている」と述べています。楽天モバイルとのパートナーシップを通じて、加盟店のオペレーション効率化や収益機会の拡大に努めていくとのこと。
飲食業界におけるAI・DXの展望
Wolt Japanと楽天モバイルが手を組むことで、飲食業界におけるAI・DXプラットフォームの展開が期待されています。デリバリーサービスを利用する飲食店には、楽天モバイルの持つ先進的な技術を活用して、業務の幅を広げるチャンスが訪れることでしょう。
さらに、今後はデータ活用によって、よりパーソナライズされたサービス提供が可能になると予想されています。これは顧客のニーズに応えるだけでなく、業界全体のサービス向上にも寄与します。
Woltのグローバルな展開
Woltはフィンランドのヘルシンキを拠点にするテクノロジー企業であり、全国の人気レストランやショップとの出会いの機会を提供し、迅速な配送サービスを展開しています。2014年の創業以来、グローバルに成長を続け、2022年にはDoorDashとの協力関係を築きました。現在、30カ国以上でそのブランドやプロダクトが運営されています。
未来に向けた期待
両社の業務提携は、飲食業界のデジタル化を一層推進し、店舗の運営環境を変革する大きな一歩となります。Woltと楽天モバイルが共に力を合わせることで、新たな市場価値を創出し、顧客体験をより豊かなものにすることが期待されています。双方の強みを活かした進展に、今後も注目です。