タチヨリ株式会社の挑戦
2025年10月9日、東京ドームシティ・プリズムホールにて開催される「不動産ソリューションフェア2025」で、タチヨリ株式会社の代表取締役、甲賀太一氏が「オフィスの未来 ─ 不動産の課題と可能性をスタートアップ視点で考える」というテーマで講演を行います。このイベントは国土交通省や東京都などの後援を受け、昨今の不動産市場が直面する課題に対し、革新的な視点から解決策を提案する機会です。
1. 講演の意義と概要
甲賀氏の講演は、これからのオフィス利用や不動産再生の重要性について、新しい視点から捉え直す機会を提供します。人口減少とAI技術の普及が進む時代背景の中で、再生可能な築古ビルへの注目が高まっています。この講演では、特に築古ビルの有効活用と不動産市場の再編成の必要性について焦点を当て、国土交通省が提唱する「不動産最適活用」の考え方を基に、新たなビジネスモデルの創案を図ります。
2. 講演の注目ポイント
2.1 AIによる働き方の変革
AIの普及により、業務の効率化が進む中、オフィスの利用形態も変化を余儀なくされています。甲賀氏は、「経営合理化としての人員削減」という現象をどう捉え、それがオフィスの柔軟性にどのように影響しているのかを考察します。特に、フレキシブルオフィスの需要が急増している点に焦点を当て、今後のオフィス環境の在り方について深掘りします。
2.2 築古ビルの再生と不動産最適化
東京では、多くの中小規模ビルが34年を超える築年数を持つとされています。甲賀氏は、これらの築古ビルを「身軽なセットアップオフィス」として再生し、資産価値をアップさせる方法について具体的な事例を交えながら説明します。これにより、オーナーと利用者双方が得られる利益についても触れ、いかにして政府の不動産ビジョン2030に則った実現可能なプランを打ち出すのかを考察します。
2.3 不動産の変革がもたらす社会への影響
講演の総括として、「不動産が変われば、日本が変わる」という思想が示されます。甲賀氏は、築古ビルの再生を通じてスタートアップが挑戦しやすい環境を築く重要性や、それが結果として社会全体の活性化に寄与する可能性について訴えます。
3. 登壇者の紹介
甲賀太一氏は、タチヨリ株式会社の代表取締役として、スタートアップの視点から不動産業界へ新たな風を吹かせています。過去には中川特殊鋼株式会社やリクルートなど、大手企業での経験を経て、タチヨリを設立。彼が推進する「身軽なセットアップオフィス」事業は、ビルオーナーとスタートアップの架け橋となることを目指しています。
4. 会社概要
- - 社名: タチヨリ株式会社
- - 所在地: 東京都新宿区西新宿3丁目3番13号 西新宿水間ビル2F
- - 設立: 2020年1月31日
- - 事業内容: セットアップオフィスの企画・開発・集客・運営
- - コーポレートサイト: タチヨリ株式会社公式サイト
今後のオフィスのあり方や不動産利用の新たな可能性について学びたい方は、ぜひこの講演会に参加してください。