株式会社フェズがトレマをグループ化し、トレードマーケティング事業を本格展開
リテールメディア事業を手掛ける株式会社フェズ(東京都千代田区)は、トレマ株式会社(東京都世田谷区)をグループ化しました。これにより、トレードマーケティング事業をこれまで以上に本格的に展開することとなります。トレードマーケティングとは、小売業や卸売業において、製品の仕入れを担当するバイヤーや、顧客であるショッパーと呼ばれる買い物客に焦点を当てたマーケティング手法を指します。この手法を駆使することで、適切な商品配置やショッパーの目に留まるための工夫で、売上を最大化することを目指します。
トレマは2019年に設立され、トレードマーケティングを専門とするコンサルティング会社であり、すでに多くのメーカーとの関係構築に成功しています。代表の井本悠樹氏は、P&Gジャパンやジョンソン・エンド・ジョンソンでの豊富な経験を活かし、20以上の新製品開発に携わってきました。また、書籍の出版や講演活動を通じて、北海道マーケティングの知識の普及にも尽力しています。彼は2019年4月にフェズに参画し、リテールメディアを駆使した統合プランニング支援にも取り組んできました。
背景と目的
フェズは「情報、商品、店頭を科学し売上に貢献する」というビジョンの下、小売企業やメーカーの売上を向上させるためのソリューションを提供しています。現在、国内では原材料価格の高騰や消費者の購買意識の変化、プライベートブランドの増加など様々な課題がある中、メーカーが計画通りに商品を店舗に並べたり、効果的なプロモーション活動を行ったりすることが難しくなっています。
このため、トレードマーケティングに関する企業からの相談が増加しており、フェズはこのトレンドに応えるためにトレマのグループ化を決定しました。トレマを組み入れることにより、アウトストアだけではなく、インストアでの販促活動やトレードマーケティングにおいても、顧客への支援を一貫して行う体制を整えることが重要だと考えています。
今後の展望
両社は、消費者理解を深めつつ、広告宣伝や販促活動まで幅広く支援し、お客様のセールスリフトの実現に向けた体制を強化していきます。トレマは独立した法人として運営を続けるものの、フェズと連携しながら、それぞれの強みを活かしたマーケティング活動の推進が期待されます。
フェズ代表の赤尾雄司氏は、「業界環境が変化する中、消費者の理解から販促施策まで一気通貫で支援体制を確立する必要があると感じていた。トレマとの連携により、より多くのメーカーの課題解決に貢献できる」と意気込みを語りました。
一方、トレマの井本悠樹氏は、「現在、トレードマーケティングの重要性が高まっている中、リテールネットワークやデータを強みとするフェズへの参画が、事業拡大と浸透を加速させる最良の選択だ」と述べ、両社の協力による新たなスタンダードの構築を目指しています。
会社概要
設立:2015年12月3日
代表者:赤尾 雄司
従業員数:146名(2026年2月1日現在)
所在地:東京都千代田区神田紺屋町15番地グランファースト神田紺屋町3F
リテールメディア事業を中心に、リテール業界のDX推進に取り組んでいます。