フードバンクの新たな支援プロジェクト
一般社団法人全国フードバンク推進協議会(略称:FB協議会)は、東京都豊島区を拠点に活動する団体で、全国的にフードバンクのネットワークの推進を行っています。このたび、FB協議会は一般財団法人日本民間公益活動連帯機構(JANPIA)の支援を受けて、「中核フードバンク団体育成事業」の実行団体を公募することとなりました。この新たな取り組みは、食料支援をより効率的に行うための重要なステップです。
プロジェクトの目的
本プロジェクトの趣旨は、従来の地域密着型のフードバンク支援を拡張し、複数の地域団体が連携して効率的な運営を行う「中核フードバンク団体」を設立することにあります。この団体を通じて、地域全体への食料支援を最大限に高め、持続可能なフードバンクのネットワークを構築することを目指します。具体的には、以下の2点が主な目的です:
1.
食品取扱量の増加:個々の団体では捌ききれない量の食品を効率的に扱うことで、地域のニーズに応える。
2.
困窮世帯への支援件数の増加:より多くの光景世帯に食料を届けることができるよう、支援体制を強化する。
助成対象団体について
本助成事業では「中核フードバンク団体」を対象としており、都道府県内で複数の地域フードバンクを支援する役割を持つ中間支援組織に対して行われます。全国で選ばれる団体は最大5つとなっており、今後の選定が注目されています。
助成金額と期間
助成金は、1団体あたり上限3,300万円が支給され、これを3年間にわたり分配します。つまり、年間約1,100万円の支援です。全体での助成総額は約1億6,500万円が予定されており、選ばれた団体には大きな資金的支援が実施されます。この助成金は2025年3月から2028年2月末まで、契約書の締結後に適用される予定です。
公募スケジュール
詳細な公募情報については、FB協議会の公式HPに掲載されています。プロジェクトに興味のある団体は、公式ページをご確認いただき、申請を行うことができます。
公募ページ:
全国フードバンク推進協議会
FB協議会は、2015年に設立されて以来、政策提言活動や広報活動を通じてフードバンクの普及に努めてきました。現時点では、63団体が加盟しており、今後もさらなる発展が期待されます。食料支援の重要性が増す中で、本プロジェクトが地域の困窮者を救う一助となることを願っています。