mablがテストワークフローを革新する新機能を発表
米国マサチューセッツを拠点とするmabl Inc.は、エンジニアリングチーム全体でのテストの民主化を目指し、新たに2つの機能を発表しました。それが『生成AIによるテスト作成』と『mabl Tools for Playwright』です。これにより、開発者とQA(品質保証)チームはよりシームレスに連携し、テストカバレッジの迅速な拡大と効果的なレポート統合が可能となります。
2025年3月5日に発表されたこれらの機能は、テストライフサイクル全体でAIを活用し、インテリジェントで堅牢な自動化を実現することを目的としています。mablの共同創設者であるDan Belcher氏は、「イノベーションに対応できるチームは、開発とQAが協力し合うチームです。」と話し、これらの機能がR&Dリーダーにとって有益なツールになると強調します。
『生成AIによるテスト作成』のメリット
新機能『mabl生成AIテスト作成』は、生成AIを利用してテスト作成プロセスを短縮し、ベストプラクティスを自動的に採用します。この新しいアプローチにより、開発チームは既存の資産を最大限に活用しながら、メンテナンスが容易で構造化されたテストを生成できるため、技術的負債を低減できます。Barracuda Networksのシニアプリンシパルソフトウェアエンジニア、Randall Morse氏は、「mabl生成AIテスト作成は、私たちの開発・テストの進め方を根本的に変革しました。わずか数単語で、テストケースを自動生成できるため、開発プロセスが飛躍的に加速します。」と高く評価しています。
mabl Tools for Playwrightの利点
mablのプラットフォームはPlaywright上に構築されているため、Playwrightの機能を拡張するのは自然な流れです。『mabl Tools for Playwright』を利用すれば、既存の利便性を損なうことなく、コードレベルでの高度な操作が可能です。この新機能により、これまで1週間かかっていたユースケースへの適応が、わずか数行のコードで達成できるようになります。
特に、メールプレビューアを使用したテスト用のメールサーバー設定や、PDFを安定したHTMLに変換してテストを実行することが可能になるなど、多彩な機能が搭載されています。さらに、自然言語でのプロンプト構築も円滑に行え、検証も容易になります。
Playwrightとの統合のメリット
早期アクセスとして、Playwrightのテスト結果をmablにインポートできるようになり、開発者とQAの間のコミュニケーションを円滑に進めることができるようになります。これにより得られるメリットには、次のような要素が含まれます:
- - サイロの排除とコラボレーションの強化: 開発とQAの間のギャップを埋め、統一されたテストとレポート環境を提供します。
- - 統合レポート構造: Playwrightとmablのテスト結果を一元的に統合し、アプリケーションの品質を詳細に視覚化します。
- - 高品質なソフトウェアの迅速化: コード変更に対する迅速なフィードバックを得ることができ、開発ライフサイクル全体で一貫した品質を維持します。
まとめ
mablは、AIを駆使したテスト自動化プラットフォームのリーダーとして、ソフトウェアチームが迅速なイノベーションと次世代の製品リリースを実現できるよう支援してきました。Web、モバイル、API、アクセシビリティ、パフォーマンステストなど多岐にわたるサポートを展開し、業界のリーダーからの信頼も厚いです。今後もmablの革新に注目が集まることは間違いありません。