人的資本経営セミナーを開催
2026年2月19日、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)は、元ケイアイスター不動産専務を迎え、工務店業界の向かうべき未来を探るセミナーを開催しました。このイベントは、リアルとオンラインの両方で実施され、総勢55名の参加者が集まりました。特に注目されたのは、株式会社DRHの代表、瀧口裕一氏による講演です。
建築業界の現状
昨今の建築業界は、人手不足や人件費の高騰という深刻な課題に直面しています。特に離職率の高さは多くの企業が頭を悩ませる問題です。このセミナーでは、そんな状況を打開するための「人的資本経営」という考え方が紹介されました。人材をただのリソースではなく、真の資本として捉えることで、企業の価値を向上させる方法が語られました。
人的資本経営の必要性
瀧口氏は、建築業界が今後生き残るためには、離職防止策として「エンゲージメントの向上」が必要だと強調しました。特に人間関係に起因する退職理由に対策を講じ、従業員の信頼感や愛着を深めることが重要であると述べました。さらに、業務の中間管理職が部下のモチベーションを高める役割を担うことが、企業の将来を左右するという点も指摘されました。
採用戦略の再考
また、採用の面でも重要なポイントが挙げられました。社長自らが人事に力を入れ、企業のビジョンに共鳴するメンバーを集めるための魅力付けを全社で推進する必要があるというのです。特に、発表の中では「人材への投資」をコストとして捉えるのではなく、企業価値向上の戦略的な投資と捉えるべきであると強調されました。
激動の時代を生き抜くために
最後には、全社員が市場に対して自律的に考え続けるチームを作ることが、今の激動の時代を勝ち抜く鍵だと結論づけられました。参加者からは、人的資本経営の本質やその導入方法についての理解が深まったとの声が上がりました。特にエンゲージメントや人材育成、会社理念の明確化の重要性についての具体的な説明は、多くの参加者にとって有益な学びとなったようです。
DRHについて
株式会社DRHは2023年に設立された経営コンサルティング会社であり、これまでに4,400名以上の受講生を育成してきました。企業研修を通じて、様々な規模の企業に対し経営顧問やマネジメント層の育成支援を行っています。特に心理学の知見を活かした組織づくりやコーチングに強みを持ち、人材を資本とする人的資本経営を実践しています。
DRH公式ウェブサイト
JGBAの活動
一般社団法人日本優良ビルダー普及協会は、業界の多様な企業が集合し、共に成長を目指す場として様々なイベントを開催しています。今回のセミナーもその一環であり、今後も地域密着の工務店向けやリフォーム会社向けの勉強会などを定期的に実施していく予定です。
JGBA年間イベントカレンダー
JGBAは、業界の発展を目指し、会員企業の成長を支える活動を続けています。これからも多様なイベントを通じて、住宅業界に貢献していく所存です。