幻のいくらプロジェクト
2025-06-24 10:19:22

宮崎初のサクラマス養殖から生まれた幻のいくらを活用した地元の新プロジェクト

宮崎が生んだ幻のいくらプロジェクト



1. 幻のいくら「つきみいくら(R)」とは?


今年、宮崎県で新たなプロジェクトが始まりました。福岡に本社を置く老舗の練り物屋「株式会社博水」と、宮崎市の蒲鉾店「合資会社山口商店」、さらには宮崎大学から生まれたスタートアップの「株式会社Smolt」が協力して、希少なサクラマスを利用した新たな商品の開発を目指しています。特に注目されているのは、金色に光る「つきみいくら(R)」です。このいくらは産卵期の雌からのみ採取可能で、その美しさと希少性から“幻のいくら”と呼ばれています。

2. 伝統と革新のコラボレーション


このプロジェクトは、老舗企業が持つ伝統技術と、スタートアップの革新的なアプローチが見事に融合したものです。Smoltは、宮崎大学の研究成果を基にサクラマスの完全養殖を行っており、天然資源に依存しない安定的な養殖が実現しています。彼らは、温暖化に適応した育種技術を用いて高品質なサクラマスの育成に挑んでいます。

3. アップサイクルへの取り組み


Smoltは採卵後の親魚の活用に重点を置き、これまで有効活用されてこなかった魚体を無駄にすることなく、博水が持つすり身加工技術を駆使して新たな製品化を目指します。博水は魚の特性に精通し、旨味を最大限に引き出す技術を磨いてきました。その成果は、宮崎の味を地元の消費者に届ける山口商店の製品に生かされます。

4. 地域とともに進む持続可能な水産業


近年、日本の水産業は多くの課題に直面しています。乱獲や気候変動の影響による資源減少は、業界に深刻な影響を与えています。この状況下で、今回の協業は水産資源の持続的な活用とフードロス削減へ向けた新たなモデルケースを築く試みでもあります。

5. 代表者の情熱と今後の展望


プロジェクトについて各社の代表者は、それぞれ強い情熱と期待を寄せています。打越氏は「私たちの技術でキャンペーンの目的を達成できると信じています。これは新たな挑戦でもあり、水産業の未来への一歩です」とコメントしました。一方、山口商店の山口氏は「地域の宝を新しい形で届けることが私の使命です」と語り、地元食文化を反映した製品化の意気込みを示しました。Smoltの上野氏は「まだ知られていない価値を見出し、消費者に届けることが私たちの目標です」と述べています。

6. 美味しい未来へ向けた第一歩


この協業から生まれる製品には、単に新しい商品を開発するだけでなく、伝統技術の持つ可能性を見込んだ新たな価値をもたらす意義があります。海の恵みを最大限に生かし、持続可能な水産業を実現するための第一歩として、これからもこの取り組みを続けていくことでしょう。未来に向けて、その先にどんな展開が待っているのか、期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社博水
住所
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