サトーとLOZIが業務提携、次世代トレーサビリティの実現へ向けた新たなステップ

サトーとLOZI、業務提携で描く次世代トレーサビリティ

2025年、株式会社サトーと株式会社LOZIが業務提携を締結しました。この提携の目的は、ユーザーに特化した柔軟なサプライチェーンを持つトレーサビリティシステムの提供です。両社は、それぞれの強みを活かし、動静脈物流の効率化を実現するために協力します。

各社の強みと提携の背景

LOZIは、ノーコード型のトレーサビリティツール「Smart Barcode®」を通じて、サプライチェーン内のトラッキングポイントを自由に設定する仕組みを提供しています。これにより、さまざまな事業者が関連情報を記録できるため、情報の透明性が向上します。このような背景のもと、サトーの動脈物流に特化した商品の組み合わせにより、デジタル製品パスポート（DPP）やサーキュラーエコノミーに対応した次世代トレーサビリティの提供を加速させます。

特に、サトーが掲げる2030年ビジョンである「PUT（Perfect and Unique Tagging）」は、各商品の個別管理を可能にし、サプライチェーンから消費者までの情報追跡を効率化します。これに対してLOZIの「Smart Barcode®」は、バーコードに固有の情報を結び付け、任意のトラッキングポイントを設定できるため、サプライチェーン全体を一貫して可視化することが可能です。

提携によるシナジー

今回の提携によって、サトーが展開するラベルプリンターやRFIDソリューションを利用することで、動脈と静脈物流の連携がよりスムーズに行えるようになります。特に、LOZIの「Smart Barcode®」と組み合わせることで、各事業者間の情報の記録・蓄積・共有が驚くほど容易になります。

両社は、この提携を契機に次世代トレーサビリティの新たな価値を創出し、社会的な課題解決に寄与することを目指しています。