「〇〇界隈」から「氷タンフル」まで！JC・JK流行語大賞2024上半期発表！Z世代が選ぶ今年のトレンドは？

Z世代向けのマーケティング支援を行う株式会社AMFは、女子中高生からなるマーケティング集団「JC・JK調査隊」による「2024年上半期の流行語大賞」を発表しました。

今回は「ヒト・モノ・バショ・コトバ」の4部門に分けて、2024年1月〜6月までのトレンドをまとめました。

ヒト部門：ILLIT、Creepy Nuts、しなこがランクイン！

1位は、サバイバルオーディション番組「R U Next？」から誕生した韓国の5人組ガールズグループ「ILLIT」が獲得しました。デビュー曲「Magnetic」を使用したTikTokやInstagramの動画は、合計200万回以上投稿され、楽曲だけでなくビジュアルも女子中高生から支持されています。

2位は、YouTubeで1.8億回再生を突破した「Bling-Bang-Bang-Born」が話題の「Creepy Nuts」です。MVのBBBBダンスは、家族みんなで踊れることから、女子中高生だけでなく幅広い世代から人気を集めました。

3位は、ASMR動画で人気を集めた原宿系インフルエンサー「しなこ」さんです。しなこさんが振り付けたダンスは「真似すると怪我するほど激しい」と話題になり、多くの女子中高生が練習しているようです。

モノ部門：バレエコア、選択ゲーム、氷タンフルがトレンドに！

1位は、バレエの要素を取り入れたファッション「バレエコア」が獲得しました。人気韓国アイドルグループが衣装として着用していることから、女子中高生に人気です。SHEINなどのプチプラブランドからもバレエコアアイテムが発売されており、真似しやすいことも人気の理由でしょう。

2位は、TikTokで話題の「選択ゲーム」です。「あなたは今日から魔法学校の生徒です」などの架空の設定のもと、好きな外見やファッションなどを選択していくゲームで、「別の人生があったらと思うとワクワクする」と女子中高生の間で話題となっています。

3位は、韓国語でフルーツ飴を表す「タンフル」をアレンジした新感覚スイーツ「氷タンフル」です。冷凍フルーツを氷水の中で混ぜるだけで簡単に作ることができ、「ダイエット中でも食べられるスイーツ」として注目されています。

バショ部門：ファンタジースプリングス、曽爾高原、イマーシブ・フォート東京が人気！

1位は、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」です。アトラクションだけでなく、待機列も可愛くて話題になっています。女子中高生の間では、早く訪れたいという声が多数寄せられています。

2位は、奈良県にある絶景スポット「曽爾高原」です。TikTok動画で「日本一美しい緑」として紹介され、650万回以上再生されました。自然界隈ジャンルを好む女子中高生から「行ってみたい」との声が多く聞かれました。

3位は、没入型のエンターテイメント施設「イマーシブ・フォート東京」です。リアルな体験型アトラクションが面白くて、人気YouTuberたちが続々と訪れています。女子中高生も注目しているようです。

コトバ部門：〇〇界隈、ミーム、平成女児がランクイン！

1位は、動画のジャンル名としてTikTokで認知度が高まっている「〇〇界隈」です。「自然界隈」や「回転界隈」などが代表的な例です。女子中高生は、〇〇界隈の情報を見て、実際にその場所を訪れたり、真似したりしているようです。

2位は、SNSでネタとして広がる写真や動画を指す「ミーム」です。世代を超えて広がった「猫ミーム」は、シリアスな話題や歴史の話など、興味がないことでも最後まで見られると高く評価されています。

3位は、平成に小学生だったZ世代が20代となり、過去を回顧するコンテンツ「平成女児」です。「平成女児チョコ」は今年のバレンタインを象徴する手作りスイーツとなり、平成レトロに憧れを持つ現在の女子中高生からも「作ってみた」との意見が多く寄せられました。

まとめ：非現実欲求と「なんでもミーム」がZ世代を席巻！

2024年上半期の流行を振り返ると、「選択ゲーム」や「自然界隈」など、日常から離れたところに憧れを持つ「非現実欲求」が女子中高生の間で顕著に見られました。また、「ミーム」は猫ミームや水原ミームなど、バズ動画を元にAIを活用してさらにミームを生み出す「なんでもミーム現象」も話題となりました。

「JC・JK流行語大賞」は、Z世代のトレンドを知る上で重要な指標となっています。今後も、女子中高生の流行動向に注目していきましょう。