秋田県五城目町の株式会社このほしが新たな事業を展開
株式会社このほし(本社:秋田県五城目町、代表取締役:小原祥嵩)が、
Central Japan Seed Fundを主要な投資家としてとし、
あきぎんキャピタルパートナーズからの支援も受けて、森林資源を活用した新たな事業を展開するための資金調達を行いました。これは第三者割当増資及び金融機関からの融資を通じて実施されたものです。
今回の資金調達の背景には、森林が持つ多様な価値を引き出し、地域の資源と経済を循環させることを目指してきた同社の取り組みがあります。このほしは創業以来、地域の森林資源を活かした事業開発に力を注いできました。新しい資金を使い、
「森の宿泊サービス awake」と
「あなたの森の相談窓口」の2つの事業を立ち上げ、その展開を図ります。
森の宿泊サービス awakeとは
awakenは、オフグリッドのキャビンを設置し、森林の中での宿泊体験を提供するサービスです。このサービスを通じて、利用者は日本各地の美しい自然の中心でリラックスし、日常生活の喧騒から距離を置くことができます。自己の内面に目を向け、自然と一体になる感覚を再発見できる体験が提供されます。
さらに、awakeでは、その地域の文化や日々の営みを体験できるアクティビティも用意しています。このアプローチにより、森と人とのつながりを再構築し、自然の保全に対する意識を高めることが期待されます。また、地域の経済の循環を促進し、持続可能な森林資源の保護を目的としています。
興味がある方は、ティザーサイトをぜひご覧ください。
あなたの森の相談窓口
次に、このほしが提供する
「あなたの森の相談窓口」ですが、日本の森林面積の約57%は私有林であることをご存じでしょうか。しかし、小規模な森林所有者の経営意識の低下や、その収益減少により、森林が適切に管理されず荒廃していく現象が増えています。これにより、森林が本来持っている多面的な機能が失われていくリスクが懸念されています。
このほしのサービスでは、森林所有者が抱える「相続した土地がどこにあるか分からない」、「所有する森林をどう活用すればいいか」といった悩みを解決に導きます。具体的には、公的書類を元に森林の現状を評価し、利用法についてのアドバイスを行います。このようにして、日本の森林資源の最適な活用を促進していきます。
本サービスに関する詳細は、こちらをクリックしてください。
投資家からのコメント
Central Japan Seed Fundは、地域の課題を解決するスタートアップを支援するため、再度このほしに出資しました。秋田県から新たな価値を森林に付加し、地元だけでなく世界にも届く仕組み作りを小原氏が実現することを期待しています。
また、
あきぎんキャピタルパートナーズからは、新しい森林ビジネスが地域資源の有効利用を促進し、持続可能な森林管理の機運を高めることを期待するコメントが寄せられています。
会社概要
株式会社このほしは、秋田県五城目町に本社を置き、代表取締役は小原祥嵩氏です。事業内容は広範囲で、森林活用コンサルティング、あなたの森の相談窓口、森の宿泊サービスawake、森の教育事業などを手がけています。
ビジョンは『調和、矯正、循環が生まれ、株式会社このほしが輝き続ける社会を実現すること』。
ミッションは『人と人、人と自然がより良く共に生きる環境をデザインすること』です。興味がある方は、
公式ウェブサイトを訪れてみてください。