ベトナム初の日本完全出資の歯科医院がハノイにオープン

ベトナム・ハノイに新たな歯科医院が開設

2023年、日本の医療法人社団大伸会による完全出資のもと、ベトナム・ハノイに新たな歯科医院「ハノイ三国歯科」が開院しました。この施設は、日本の医療法人によって100%出資される初めての診療所となり、ベトナムの医療界における重要な一歩を示しています。

日本の医療法人の国際展開

日本の医療法人は、これまで海外での診療所運営について厳しい制限がかけられていました。しかし、近年の規制緩和により、医療法人が国際的に展開する道が開かれています。この動きに伴い、ベトナムにはすでに多数の日系の医療機関が存在しますが、ハノイ三国歯科はその中でも特に注目されています。

医療法人社団大伸会の概要

医療法人社団大伸会は、千葉県松戸市に本拠を置き、関東圏において13の歯科医院を展開する広域医療法人です。代表者の三国大吾氏は、日本国内における豊富な医療経験を生かし、ハノイでの診療所開設を進めてきました。大伸会の理念には「患者の心に寄り添う医療」が掲げられており、それをベトナムでも実現することを目指しています。

ハノイ三国歯科の施設と医療サービス

ハノイ三国歯科は、Lotte Center Hanoiの8階に位置し、最新の医療設備が整えられています。院長の幾島章仁氏をはじめ、経験豊富な日本人医師とスタッフが在籍。患者に対して、最新の技術と温かなサービスを提供し、質の高い治療を提供することに力を入れています。

診療内容は、一般歯科から審美歯科、インプラント治療まで多岐に渡ります。特に、日本と同様の感覚で受けることができる治療を保証するため、ハノイ三国歯科では日本の基準に準拠した医療を行います。

地域貢献と将来の展望

ハノイ三国歯科は、ベトナムの地域医療にも貢献することを目指しています。医療技術の普及や教育活動を通じて、現地の歯科医療の水準向上を図る考えです。また、日本からの訪問医療研修などを実施し、医療の質の向上を目指しています。

このようにして、ハノイ三国歯科は日系医療機関のさらなる拡大を図り、ベトナムでの信頼される医療機関としての地位を確立していくことでしょう。今後の成長と地域への貢献が期待されます。