大学生が挑む！下関市進化を目指すデジタル観光コンテスト

大学生が挑む！「デジコンしものせき」2024

2024年10月5日、梅光学院大学で実施される「デジコンしものせき」のキックオフイベントが注目を集めています。この企画は、
特定非営利活動法人STEM Leadersと下関市スマートシティ推進協議会が共催するもので、大学生たちが地域の観光振興に向けてデジタル技術を活用したソリューションを提案するコンテストです。

このコンテストは、若者が地元特有の課題に焦点を当て、論理的思考やデザイン思考を駆使して解決策を探るイノベーション創出の場として、2021年の始まりから継続されています。若者の熱意と独自の視点が地域の未来をどう変えていくのか、期待が寄せられています。

地域課題に挑む大学生たち

今年のテーマは「下関市の観光振興」で、特にインバウンド観光客の誘致や観光交通の整備、近隣地域との差別化を重視しています。参加する学生たちは、観光業者と連携して現地ヒアリングを行い、リアルな声やデータに基づいた課題を見つけ出します。その後、各チームは「あるべき姿」を定義し、デジタルやAI技術を駆使した具体的な提案を行います。

実践を通じたスキルの習得

デジコンしものせきの特徴は、知識の習得だけでなく実社会での価値創造に結びつけることにあります。参加学生は、専門家からのアドバイスを受けながら、プロトタイプを設計し、開発することで実践的なスキルを養います。

学生メンターの存在

また、STEM Leadersに所属する大学生が各チームに「学生メンター」として参加し、ロジカルシンキングやプログラミングなどのサポートを提供します。このメンターシステムにより、大学生は自身の専門性やスキルを実務に活かし、安心して活動に臨むことが可能です。

競争を超えた学びと成長

コンテストは、二度の中間発表を経て、2025年1月には最終審査会を迎えます。優秀なアイデアには、首都圏内企業訪問の機会が与えられるなど、具体的な成果にもつながる仕組みも整っています。さらに、過去の参加者がコンテスト終了後もプロジェクトを続け、アプリ開発を進めている事例もあり、持続可能な取り組みとしての側面も持っています。