新たな連携で労務管理が変わる
株式会社パトスロゴスは、社会保険申請クラウド「Charlotte」とAPI連携を開始しました。この連携によって、企業の人事担当者は、煩雑な社会保険手続きの負担を大幅に軽減できるようになります。具体的には、同社の人事給与SaaSである「Combosite人事給与」と、Charlotteのデータを自動で連携することが可能となり、これまでの手動による煩雑な作業が整理されるのです。
連携の背景とその意義
現在、企業は入社や退社の際に、雇用保険関連の手続きが必要になりますが、これらの手続きは毎年法制度が見直されているため、常に最新の制度に対応しなければなりません。例えば、住所変更や扶養附加の変更、出産・育児休暇の手続きも同様に、期限内に正確な手続きを行うことが求められています。このような状況では、労務担当者は膨大な情報の整理や入力作業、内部手続きの更新に常に追われているのが現実です。
企業はこの負担を軽減するために、労務系のSaaSや統合型人事システムの導入を検討してきました。これにより、必要な情報の自動入力や書類作成が可能になり、効率的な業務運営が期待されています。しかし、給与・人事管理・勤怠といった複数のシステムを並行して使用している企業も多いため、データが分散しているケースも見受けられ、結局手作業での情報確認や転記に頼るシーンが生まれることもしばしばです。
API連携による業務効率化
新たに実現された「Combosite人事給与」と「Charlotte」のAPI連携により、労務担当者は必要なデータが自動で統合される状態で手続きを進めることができます。これにより、申請データが初めから整った状態になり、これまで主に人手で行っていた手続きの準備作業や情報確認が大幅に削減されます。労務担当者は、業務の中で「処理する」ことから、より付加価値のある業務、例えば従業員の相談の対応や職場環境改善施策の推進に時間を費やすことができるようになるのです。
労務DXのさらなる推進へ
株式会社パトスロゴスは、今後もさまざまなHR SaaSとの連携を進め、企業が労務DXを安心して推進できる基盤を提供していく意向を表明しています。人的資本経営を支えるために、情報基盤を強化し、企業の持続的な成長を包括的に支援していく予定です。
参考情報
- - Charlotte: 社会保険手続きの電子申請を効率化するクラウドサービスで、140以上の手続きに対応。
- - PathosLogos: グローバルな視点での人事データの標準化を進めるHR共創プラットフォーム。これにより、データの一元管理と高精度な分析が可能になります。
会社情報
ユー・エス・イー
設立: 1970年3月
所在地: 東京都渋谷区恵比寿
パトスロゴス
設立: 2020年10月
所在地: 東京都品川区
この連携によって、企業の労務管理は新たなステージに進化します。今後の展開に注目です。