メルカリから新たな地域交通へ newmoのライドシェア事業
2024年の初めにこっそりと姿を現す新会社、newmo。これはあのメルカリの日本事業を統括してきた青柳直樹氏が代表を務める新たな企業です。今回の新会社は、ライドシェア事業に進出するという、大胆かつ革新的な計画を持っています。
ライドシェア事業の背景
今回のライドシェア事業への参入は、ここ数年の社会状況が大きく影響しています。新型コロナウイルスの影響を受け、タクシー運転手の数が全国的に2割も減少しました。この傾向は特に顕著で、需要が高まる一方で供給が追いつかず、都心部や観光地では「移動難民」と呼ばれる状態に陥っています。この問題を解決するために、求められているのが「タクシー事業者によるライドシェア」の解禁です。これにより、一般のドライバーがタクシー会社の管理のもと、自家用車で有償送迎を行うことが可能になります。
newmoが目指すもの
newmoは、2024年1月に設立され、利用者視点に立ったサステナブルな地域交通を目標としています。利用者が安心し、安全で快適な体験を得られること、さらにドライバーも自分の空き時間を活用し、その時間を柔軟に働ける制度を構築することが特色となっています。これにより、地域経済や日本全体の活性化を図る狙いがあります。
「移動難民」の解決という短期的な問題にとどまらず、少子高齢化や地域の過疎化、国際観光のプレゼンス低下といった長期的な課題にも向き合う計画です。しかし、政府や関係者との話し合いはまだ途上であり、どのように法制度を整えていくかが今後の課題です。
代表者の経歴
青柳直樹氏のプロフィールも興味深く、ドイツ証券での経験を経て、グリー株式会社では取締役CFOなどを歴任しました。特に、メルペイとメルカリでの役職を通じて培ったプラットフォームビジネスの知識と経験が、newmoの成功にどう繋がるのかが期待されています。彼は、2023年12月にメルカリを退職し、新たにこのnewmoを立ち上げました。
事業の詳細
具体的な事業開始の時期や場所、方法については現在詳細が詰められている段階ですが、公式ウェブサイトには随時情報が更新されるようです。利用者やドライバーの双方にとって、真に価値のある移動手段としての提供が進めば、彼らの生活はどのように変わるのか、今から楽しみです。
今後の展開にぜひご注目ください。
newmo会社概要 >
- - 法人名: newmo株式会社(ニューモ)
- - 代表 : 青柳直樹
- - 設立 : 2024年1月4日
- - 資本金 : 2億円
- - 所在地 : 東京都港区虎ノ門5丁目9番1号 麻布台ヒルズガーデンプラザB 4階
- - 事業概要: ライドシェアサービスの運営など
- - WEBサイト: https://newmo.me/
newmoがもたらす地域交通の未来に、目が離せません。