コスモエネルギー、サービスステーション跡地での蓄電所建設を発表
コスモエネルギーホールディングス株式会社は、長崎県松浦市および宮城県仙台市において、高圧系統用の蓄電所を建設することを発表しました。このプロジェクトは、コスモ石油マーケティング株式会社が所有するサービスステーション(SS)の跡地を活用したもので、2027年度から運転を開始する予定です。
再生可能エネルギーの導入拡大
近年、再生可能エネルギーの導入が進んでいますが、これに伴い電力系統における混雑や出力制御が課題となっています。特に九州と東北エリアでは、太陽光発電を含む再生可能エネルギーの出力制御率が高まることが見込まれており、電力需給の調整力を確保することが極めて重要です。この問題を解決するために、コスモエネルギーは蓄電所の建設を決定しました。
既存設備の活用とグリーン電力サプライチェーンの強化
コスモエネルギーは、これまでにも三重県、埼玉県、愛知県、大阪府で蓄電池設備の実証に取り組んできました。これらの経験を通じて、蓄電池の建設や運用に関するノウハウを蓄積し、エネルギーマネジメントシステム(EMS)の構築を進めています。今回の蓄電所は、SSの跡地を利用して低炭素社会の実現を支援するインフラとして、高圧系統に適したものとなるでしょう。
取引市場への参加と効率的運用
建設される蓄電所は、卸電力市場や需給調整市場、容量市場にも参加する計画です。この取引業務はコスモエネルギーソリューションズ株式会社が担い、実証で得た知見を活かして蓄電所を効率的に運用し、電力系統の安定化に寄与することを目指しています。地域社会における電力供給の安定性を高める役割を果たすことが期待されています。
今後の展望
今回の蓄電所建設は松浦市と仙台市の2拠点にとどまらず、今後も再生可能エネルギー複合型の蓄電池の開発・運用を計画しています。また、SS跡地や遊休地など、保有資産を最大限活用しながら蓄電ビジネスを拡大していく方針です。コスモエネルギーは、2050年のカーボンネットゼロ実現に向けて、持続可能な社会の構築に貢献していきます。
蓄電所の概要
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所在地: 長崎県松浦市
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運転開始時期: 2027年度下期
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発電出力: 約2 MW
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蓄電池容量: 約8 MWh
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採用蓄電池: 株式会社パワーエックス製
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所在地: 宮城県仙台市
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運転開始時期: 2027年度下期
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発電出力: 約2 MW
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蓄電池容量: 約8 MWh
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採用蓄電池: 未定
コスモエネルギーは今回の蓄電所建設を通じて、より持続可能な未来に向けた一歩を踏み出すことでしょう。