未来を担う子どもたちと考えるSDGsイベント開催！

2025年8月14日、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオンリボーンステージ」では、TOPPANホールディングス株式会社と東京書籍株式会社が共催する「ミライブカツ夏休みSDGs企画！地球と未来のNature Positiveプログラム」が開催されました。このイベントは、東京書籍の「ミライブカツ」の理念に基づき、教育や主体的な学び、テクノロジーと自然の共生、そして多様な交流を促進するもので、未来を担う子どもたちが生物多様性の重要性を自ら体験し表現することを目的としています。

豪華ゲストによるトークセッション

オープニングセッションには、シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」の河森正治プロデューサー、デジタルハリウッド大学教授の佐藤昌宏氏、株式会社batonの代表取締役衣川洋佑氏が登壇しました。彼らは生物多様性や未来の教育のあり方について熱く語り、来場者に「未来を守るのは子どもたち自身だ」と励ましのメッセージを送りました。

「世界のいきもの、見てみよう！」パネルトーク

続いて、野生動物写真家の高野洋氏を交えた「世界のいきもの、見てみよう！」パネルでは、世界中で撮影された動物の迫力ある写真が紹介されました。子どもたちは、これらの映像に目を輝かせながら、地球規模での生物多様性について学びました。また、高野氏から出題された「生命の不思議クイズ」への積極的な参加は、子どもたちにとって楽しい学びの時間となりました。

フィールド発表会での学び

「いきもの探しはデカルチャー！」のフィールド発表会では、子どもたちが自ら探し出した身近な生き物を発表し、その観察力や表現力に感心する場面が見られました。ここには株式会社バイオームの代表取締役藤木庄五郎氏と河森正治プロデューサーも参加し、実際の体験を通じた学びの重要性が再認識されるひとときとなりました。

子どもたちの発想が生む未来

「テクノロジーでいきものを守る！」のコーナーでは、子どもたちが提案した、生態系をリサーチするドローンや世界の海洋生物を守るAIアプリなどのアイデアが披露されました。河森正治プロデューサーやデジタルハリウッド大学学長代理の佐藤昌宏氏が参加し、子どもたちの発想に具体的なフィードバックを行い、会場は称賛の声に包まれました。

フィナーレを盛り上げるプログラム

イベントのフィナーレでは、人気振付師のぶんけいさんと声優の谷江玲音さんが登場。「地球のオーケストラ」に合わせたダンスレッスンは、ダンスと合唱が融合し、会場が熱気と笑顔に包まれました。また、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が登場し、楽しい雰囲気がさらに盛り上がりました。

クロージングメッセージ

クロージングでは、子どもたちが「地球を大切にする」「生きものを守る」といったメッセージをリレー形式で発表しました。その力強い言葉は、成人たちの心にも深く響き、この日の体験が印象に残るものでした。

サブステージでも多彩な演出

メインステージの間には、アニメ「地球のラテール」のカナデ役・谷江玲音さんによる絵本の読み聞かせが行われ、会場はその世界観に包まれました。また、「氷のいきものボール」や大阪伝統野菜の種配布といった体験コーナーも賑わい、子どもたちは小さな「いのち」の重要性を学びました。

2027年に予定される国際園芸博覧会の情報も届けられ、これによって未来を見据えた取り組みが紹介されました。大切な「緑」をテーマにするこの博覧会が、子どもたちに貴重な経験をもたらすことが期待されています。

5時間ものプログラムを通じ、子どもたちが未来を築く力を持つことを実感する場面が満載でした。小さな「気づき」と「行動」が、大きな社会の変革を引き起こすことを期待しています。