新たなホテルブランド『Sumu』が誕生、観光と暮らしを融合する宿泊体験へ

新しい宿泊体験を提供する『Sumu』の誕生

ADDReC株式会社が手がけた新しいホテルブランド『Sumu powered by Airbnb Partners』が、SBI新生銀行グループの昭和リース株式会社による投資ファンドの下で開発されることが発表されました。このブランドは、2025年に始まる日本のホームシェアリング市場をターゲットにしており、特に家族やグループ旅行者への対応を強化しています。

Airbnb Partnersとの連携

『Sumu』は、Airbnb Japanが提唱するビジネスコミュニティ「Airbnb Partners」と密接に連携しており、従来の宿泊施設にない新しい体験を提供します。既存のシングル・ツインルーム中心のホテルでは対応できない多人数泊のニーズに応え、宿泊者がまるで地域に住むかのように滞在できる独自の空間を提供します。これにより、地域の文化を感じながら非日常を体験することができます。

ブランドのコンセプトと体験

『Sumu』のブランドコンセプトは、「観光だけでは、出会えない物語がある」。この哲学に基づいて、宿泊者が地域とのふれあいを深めることができるような空間を創出します。旅人がその街の一部となり、日常と非日常の境界を跨ぐ体験を通し、より豊かな思い出を作ることができる酒店を目指しています。

共同開発体制

ADDReCは、ブランディングや設計デザインを専門とし、Sumuが目指す「暮らすように旅する」体験を実現するための空間デザインやブランド体験の提供に注力します。また、カソク株式会社がホテルオペレーターとして参画し、さらにはカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社がコンテンツ提供パートナーとして協力しています。彼らとの協業によって、『Sumu』はより魅力的で価値ある体験を提供できるよう努めます。

今後の展望と社会的インパクト

2025年には、過去最高の4,020万人の訪日外国人旅行者が日本を訪れると予想されており、その際の宿泊ニーズが高まる中、『Sumu』は地域社会と共生しながら、持続可能な観光インフラを構築していく計画です。この取り組みには、国土交通省が進める「社会的インパクト不動産」の実践ガイダンスが基盤となっており、地域コミュニティとの連携や防災機能の強化など、社会的責任を果たす設計思想が組み込まれています。

運営が始まった際には、設定されたKPIを継続的にモニタリングし、社会的インパクトを持続的に向上させるための取り組みがなされます。これにより、地域の住民や訪問者双方にとって価値ある存在となることが期待されています。

最後に

新宿にオープン予定の『Hotel Sumu Shinjuku East powered by Airbnb Partners』は、2027年2月に竣工予定。今後のプロセスや取り組みの詳細については、ADDReC株式会社へ直接お問い合わせください。新たな旅のスタイルとして、地域に根ざした宿泊体験を追求する『Sumu』に期待が高まります。