作品概要
HIPHOP映画『唾と蜜』が、ニース国際映画祭において【新人監督賞】を受賞しました。これは、監督の牧賢治にとって大きな快挙です。特徴ある脚本と独自の監督スタイルで注目される彼は、小さな予算で制作した短編映画『japing』を成功させ、ヒューストン国際映画祭で金賞を受賞した実績があります。
監督のプロフィール
普段は大阪の広告会社でサラリーマンとして働く牧賢治は、『唾と蜜』を土日や平日の深夜を使って、約2年間の歳月をかけて完成させました。映画は、インディペンデント作品でありながら、数多くの映画祭でのノミネーションや受賞を果たしています。ニース国際映画祭では、【新人監督賞】【最優秀音楽賞】【外国映画部門最優秀新人賞】の3部門にノミネートされ、見事に受賞の栄冠に輝きました。
映画の特徴
『唾と蜜』は、HIPHOPのアート性と裏に潜むアングラな世界を描いた作品であり、監督の実体験を基にしたストーリーが展開されます。映画に登場するのは、本物のHIPHOPアーティストたち。主演のEINSHTEINは日本のHIPHOPシーンで注目を浴びている若手ミュージシャンであり、準主演のSh0hはヒューマンビートボックスの日本王者としても知られています。このような実力派キャストたちが集まり、迫真の演技が繰り広げられています。
ストーリー
「唾と蜜」というタイトルは、逆から読むと「罪と罰」という隠しメッセージが含まれています。物語は、私立大学に通う学生・吉幸の日常から始まります。退屈な毎日を過ごしていた彼は、パチンコ屋で旧友ノブと再会し、彼がヒューマンビートボクサーであることを知ります。HIPHOPの世界に目覚めた吉幸は、仲間たちと共にクラブに通い始めます。そこには魅力的な男・チバが待っていて、あらゆる音楽の魅力に引き込まれてゆく様子が描かれています。
映画祭での評価
上映会では多くの参加者が作品に感動し、特に「寿司屋でのビートボックスシーンが印象的だった」「ラップバトルの迫力が素晴らしい」といった好意的なコメントが寄せられました。受賞会場では地元メディアから取材を受ける場面もあり、牧監督の注目度はますます高まっています。
劇場公開
『唾と蜜』は2023年3月に東京のアップリンク渋谷、4月には大阪のシアターセブン、神戸の元町映画館での劇場公開を果たしました。今後も全国、さらには海外へ向けてプロモーションが行われる予定で、多くの人々に届くことが期待されています。
公式情報
映画の予告編や詳細は、
こちらの公式ホームページからご覧いただけます。牧賢治監督の情熱が詰まった『唾と蜜』をお見逃しなく!