IHIプラントが台湾CPC社からLNG貯蔵タンクの受注を獲得

IHIプラント、台湾CPC社からLNG貯蔵タンクの受注を発表



株式会社IHIプラントが、台湾のエンジニアリング大手の中鼎工程股份有限公司(CTCI Corporation)と共同で、国営石油・ガス企業である台灣中油股份有限公司(CPC Corporation, Taiwan)より、台湾南部・高雄市で計画中の洲際LNG貯蔵タンクのプロジェクトを受注したことを発表しました。これは、CPC社のプロジェクトとしては特に重要なもので、4基の貯蔵タンクの設計から建設までを含むEPC業務に基づいています。

プロジェクトの詳細について



新たに建設されるLNG貯蔵タンクは、1基あたり18万キロリットルの貯蔵能力を持ち、完成は2030年の後半を見込んでいます。このプロジェクトは、台湾政府が掲げるエネルギー多様化政策やネットゼロ目標に寄与することが期待されています。具体的には、2030年までに台湾におけるガス供給が重要な役割を果たすとされ、その割合は総発電量の50%に達する見込みです。

特に、石炭焚火力発電から低炭素のガス火力発電へと移行する必要が高まっている台湾では、天然ガスの需要が増加することが想定されています。本プロジェクトによって、CPCのLNG貯蔵容量が拡大し、台湾南部における安定したエネルギー供給が助けられることになります。

さらに、このターミナルからはガスパイプラインを通じて、台湾の北部、中部、南部各地にガスを供給することが可能となります。これにより、地域間でのバックアップ機能が強化され、台湾全土のエネルギー供給が統合・最適化されると共に、台湾政府のエネルギー政策やネットゼロの目標達成に貢献することが期待されます。

IHIプラントの取り組みとビジョン



IHIプラントは、LNGタンクやターミナルの分野で豊富な実績を持つ企業です。これを活かし、持続可能なエネルギートランジションを推進することで、低炭素社会の実現に向けて貢献していく方針を示しています。

同社は、ボイラー設備や原子力設備、環境・貯蔵プラント設備、さらには産業用機械設備、太陽光・再生可能エネルギー設備など幅広い分野で設計や据付、修理を手掛けることが可能であり、これらの技術や経験が新しいプロジェクトに生かされることが期待されます。

会社概要


  • - 社名:株式会社IHIプラント
  • - 所在地:東京都江東区豊洲三丁目 1番 1号
  • - 代表者:代表取締役社長 青木 亮治
  • - 資本金:500,000,000円
  • - 事業概要:ボイラ設備、原子力設備、環境・貯蔵プラント設備の設計・据付・修理、産業用機械設備、太陽光・再生可能エネルギー設備等の専門企業

このように、IHIプラントが進めるプロジェクトは、台湾のエネルギー需給環境に大きなポジティブな影響を与えることが予想されます。今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みが続けられることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社IHI
住所
東京都江東区豊洲三丁目1-1豊洲IHIビル
電話番号
03-6204-7800

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