hybridNETBOX登場
2022-02-09 19:43:18
自動化技術を支える新たなツール「hybridNETBOX」の提供開始
スペクトラム社は、新しい波形発生器及びデジタイザが一体となった「hybridNETBOX」を市場に投入しました。この製品の特長は、電子信号の生成と取得を同時に行うことができ、特に自動化された試験環境において非常に重要な役割を果たす点です。support
例えば、Rader、Sonner、Lidar、超音波装置など、複数のトランスミッタとレシーバを使用するシステムで「エコー」信号の再生及び受信が可能です。このマルチチャネル機能は、様々な環境で強力なサポートを提供します。
「hybridNETBOX」は、汎用のATE(自動テスト装置)アプリケーションにも対応しており、複雑な信号を簡単に生成、測定、調整できます。これにより、テスト対象デバイスやユニット(DUT/UUT)の機能と性能を迅速に確認することが可能です。バス試験、MIMO通信、回路検証、機械電子工学、ロボット工学など、さまざまな試験装置にも導入できます。
製品には独自のAWG(波形発生器)およびデジタイザ部が搭載されており、AWGチャネルは16ビットの高分解能DACを利用して、あらゆる波形を生成できます。出力レートは最大で625 MS/s、帯域幅はオプションにより600 MHzまで拡張が可能です。これにより、より精密な信号出力が実現できます。
デジタイザチャネルも優れた性能を持ち、ユーザーは選択肢に応じて14ビットまたは16ビットの分解能、様々なサンプリングレートから製品を選ぶことができます。また、各チャネルには複数の入力レンジとインピーダンスを選択できる柔軟性が備わっており、ニーズに応じた設定が可能です。
スペクトラム社のテクニカルディレクターのOliver Roviniは、「hybridNETBOXシリーズは、エンジニアや科学者が波形の生成と取得を同時に必要とする用途で活躍するように設計されています」と語ります。この装置はポータブルなLXI測定器として、多様なシステムに容易に組み込むことが可能で、Gbit Ethernetポートを介してパソコンやネットワークへの接続も簡単です。
さらに、hybridNETBOXには、信号生成、取得、表示、および信号処理を行うための強力なソフトウェア「SBench 6」が搭載されており、ユーザーは標準関数や数学的公式を利用して波形を容易に生成することができます。このソフトウェアはデータのインポートとエクスポート機能も提供しており、他の機器とのデータ連携もスムーズです。
ユニットはまた、さまざまな動作モードを備えており、シングルショットからFIFOストリーミング、シーケンス再生まで、多様な試験ニーズに応えることができます。加えて、チャネル間の同期や外部トリガーの適用も可能で、試験環境の柔軟性を高めています。
例えば、hybridNETBOXのモデルDN2.825-04には、4つのAWGチャネルがあり、各チャネルは最大625 MS/sの波形を出力します。同時に、4つのデジタイザチャネルは分解能14ビットで500 MS/sをサンプリングします。
スペクトラム社は、30年以上にわたり、高速なAWGおよびデジタイザ開発の経験を持つ企業であり、お客様に信頼性の高い5年保証を提供しています。この保証には、ソフトウェアやファームウェアの無料アップデートも含まれており、常に最新の状態で製品を使用できます。
これまでに14種類のhybridNETBOXモデルが利用可能で、通常は3〜4週間での納品が行われます。詳しくはスペクトラム社のウェブサイト(www.spectrum-instrumentation.com)を訪れてみてください。
スペクトラム・インスツルメンテーション社について
1989年の設立以来、スペクトラム社はPCカードおよびスタンドアロンのEthernetユニットとして波形発生器とデジタイザの製品を提供し続けています。モジュラー設計を利用したこの企業は、世界中の一流大学や業界リーダーにその製品を供給し、ドイツのハンブルク近郊に本社を構えています。スペクトラム社についてもっと知りたい方は、ぜひ公式ウェブサイト(www.spectrum-instrumentation.com)をご覧ください。
会社情報
- 会社名
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Spectrum Instrumentation GmbH
- 住所
- Ahrensfelder Weg 13, Grosshansdorf, Germany
- 電話番号
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