アクティオが持続可能な社会を目指す
株式会社アクティオは、2025年8月5日から新たに「カーボンクレジット付リース」を導入し、業務用車両の環境負荷削減に取り組むことを発表しました。この取り組みは、環境への配慮を根底に持つ企業としてのアクティオの姿勢を示すものであり、今後の運営方針にも大きな影響を及ぼすことが期待されています。
環境性能の高い車両への入れ替え
初めのステップとして、アクティオは107台の業務用車両を対象に、経年が長く、走行距離が多い車両を環境性能の高い新車両へと入れ替えます。この交替により、同社のCO₂排出量を相殺し、温室効果ガスの削減につなげることが目的です。特に注目したいのは、年間454トンのCO₂排出量を削減できる見込みがある点です。この数字は、スギの木で換算すると32,334本に相当し、またレジ袋13,620,000袋の削減効果にもなることが示されています。
カーボンオフセットの仕組み
カーボンオフセットとは、日常の生活や業務活動で生じる温室効果ガスの排出量を、他の削減活動や森林整備などへの投資を通じて埋め合わせる考え方です。アクティオが導入する「カーボンクレジット付リース」は、2013年度から発展を続けている「J-クレジット制度」を活用しています。この制度は、環境省や経済産業省、農林水産省が共同で運営し、省エネ設備の導入や再生可能なエネルギーの利用を促進するものです。
J-クレジットによる資金循環の促進
2023年11月現在、国内では70以上の方法論が認定され、家庭や企業、自治体の脱炭素投資を支援しています。これにより、資金の循環が促進され、経済と環境の両方を考慮した持続可能な社会の形成に寄与しています。
カーボンクレジット付リースの導入
具体的には、アクティオが提供する「カーボンクレジット付リース」においては、モビリティサービス会社である日本カーソリューションズ(NCS)と提携し、大手リース会社の東京センチュリーがJ-クレジットを購入。そのクレジットをリース契約に組み込み、リース期間中に車両が排出するCO₂をオフセットする仕組みを作っています。これは、コストをかけずに環境負荷を軽減できる新たな試みです。
未来に向けての展望
アクティオはこの新たな取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けた積極的なアクションを続けていく方針です。企業活動が環境に及ぼす影響を少しでも和らげることに貢献し、次世代に誇れる環境を残すために、今後も様々な施策を展開していくことでしょう。