KIBO宇宙放送局とGREEN×EXPO 2027が共催する宇宙プロジェクトが始動！

宇宙への挑戦、「きぼうの種」プロジェクトとは？

2025年10月21日、KIBO宇宙放送局とGREEN×EXPO 2027協会が連携し、「きぼうの種」プロジェクトが宇宙へと旅立ちます。このプロジェクトは、国際宇宙ステーション（ISS）において、植物の種子を育成し、その成果を地球に還元することを目的としています。

プロジェクトの背景と目的

「きぼうの種」プロジェクトは、JAXAの「きぼう」有償利用制度を活用して行われ、宇宙での環境が植物成長にどのように影響するかを探る重要な試みでもあります。参加する植物の種子には、ひまわり、マリーゴールド、ストック、ブロッコリーが含まれており、さらにこれらの種子を育てることで得られた知見は、持続可能な农业の方法を模索する手助けにもなるでしょう。

プロジェクトは、「いのちのリレー」というテーマのもと、宇宙と地球、次世代をつなぐ架け橋を築くことを目指しています。宇宙にいる「きぼうの種」は、NTTと共同で開発した「トゥンクトゥンク」という公式マスコットキャラクターのぬいぐるみと共に宇宙に送り出され、ISSで一定期間滞在した後、再び地球に帰還します。これが環境教育の一環となり、子供たちに宇宙から地球を見つめ直す機会を提供することになるのです。

宇宙ライブエンターテイメント

「KIBO宇宙放送局」は、これまでも様々な宇宙関連のイベントやプロジェクトを手がけてきました。特に、2025年7月に行われた「KIBO SPACE LIVE in EXPO2025」では、この「きぼうの種」プロジェクトが正式に発表されました。このイベントでは、ISSにいる宇宙飛行士とリアルタイムで交信し、地球観測衛星からのデータとライブ映像を融合した演出で参加者を魅了しました。

今後、このプロジェクトによって育成された植物やその成果は、2027年に横浜で開催されるGREEN×EXPO 2027の会場で展示される予定です。

教育プログラムの展開

「きぼうの種」を通じて、宇宙から見た地球の大切さや、環境保護の意義を学ぶ教育プログラムも立ち上がる予定です。このプログラムは、小中学生や高校生を対象に、宇宙での実験を踏まえた環境教育を提供し、持続可能な社会を実現するための行動を促すことを目指します。

プロジェクトから得る未来のビジョン

KIBO宇宙放送局の代表、朴正義氏は、「このプロジェクトを通じて、宇宙と地球、人々が未来に向かってつながるストーリーを描きたかった」とコメントしています。このプロジェクトは、ただ種を宇宙に送るだけではなく、それを通して人々に新たな希望を与え、持続可能な未来を目指す大きなメッセージを発信するものです。

宇宙での挑戦と、それがもたらす知識や経験は、私たちの日常生活や未来の社会に、多大な影響を与えるでしょう。