JAC環境動物保護財団が2024年度の助成金申請を発表
公益財団法人JAC環境動物保護財団は、2024年度の1次募集において、61団体に対して総額7614万円の助成を決定したことを報告しました。今回の助成金は、希少な野生動物の保全や動物福祉の向上を目的とする団体への支援を目的としています。
助成金の目的と活動分野
当財団は、動物と自然環境の保護を促進する活動を行う団体を選考し、助成金を交付します。2024年度の助成活動分野は以下の5つに設定されています。
1.
希少野生動物の保全 - これは現在絶滅の危機に瀕している動物たちを守る活動を中心に行なわれます。
2.
伴侶動物・家庭動物の動物福祉向上 - 家庭で飼われている動物たちの健康と福祉を向上させる取り組みが含まれます。
3.
動物園・水族館の動物福祉向上 - 動物園や水族館における動物たちの飼育環境の改善を目指します。
4.
家畜・産業動物の動物福祉向上 - 今年度新たに加えられたこの分野では、主に家畜や産業動物の福祉に焦点を当てます。
5.
自然環境の保護 - 自然環境の保護活動に関する取り組みも助成対象です。
特に家畜・産業動物の福祉向上に関しては、アニマルウェルフェアを重視した小規模農家の設備改善や、放牧養豚の環境向上などが支援の対象になるとのことです。これにより、動物たちの生活環境が改善されることが期待されています。
選考プロセスと今後の展望
2024年度の1次募集では、日本全国から合計100団体が応募し、専門家による審査で61団体が選ばれました。助成金は2024年4月1日から2025年3月31日までの期間に渡って利用されることになります。さらに、現在進行中の2次募集も行われており、その結果は2024年9月頃に発表される予定です。
財団では、今後も動物と自然環境の保護に関する意識向上に努め、支援が行き届きにくい分野への助成を強化していく意向を表明しています。助成先団体の活動が活性化し、より多くの動物が守られることを目指しています。
財団について
JAC環境動物保護財団は、2022年に設立された団体で、東京都千代田区に本社を構えています。この財団は、人と動物の共存、そして持続可能な自然環境の実現を目指して、助成金を通じた様々な取り組みを行っています。公式ウェブサイトでは、助成金の詳細や応募要項が掲載されているので、興味のある方はぜひご覧ください。
公式サイト