名古屋で熱戦繰り広げた「JCカップU-11少年少女サッカー大会」
2023年9月27日と28日の2日間、名古屋市にあるテラスポ鶴舞にて「JCカップU-11少年少女サッカー大会」という国際的なジュニアサッカー大会が開催されました。この大会は、ジュニアの公式来日が初となるフランスの名門・パリ・サンジェルマンや、スペインのラージョ・バジェカーノを含む、海外8カ国から集まった8チームと、名古屋グランパスU-11や関東地区代表のバディーSCなど国内からの4チーム、合計12チームが参加して行われました。熱い戦いの末、見事にパリ・サンジェルマンが優勝の栄冠を手にしました。
大会の意義と「グッドルーザーの精神」
「JCカップ」とは、公益社団法人日本青年会議所が主催し、国際的なサッカー大会を通じて次世代を担う少年少女たちに「グッドルーザーの精神」を育むことを目的としています。これはたとえ勝負に負けたとしても、相手を称賛し、心を強く保ち続ける姿勢を意味します。大会では、国際交流が大きなテーマとなっており、参加チームの選手たちはただ試合を行うだけでなく、相互に良い点を伝え合う「アフターマッチミーティング」も実施され、友情を深める場として大いに機能しました。
2025年度のJCカップ国際大会は、名古屋青年会議所との共催により、さらに多くの国からの参加を予定しており、今後の展開も期待が寄せられています。
熱戦の試合結果
試合は、AからDの4グループに分かれて予選リーグが行われた後、各グループの1位チームが優勝決定トーナメントへと進出しました。優勝争いには、パリ・サンジェルマン、バディーSC、ラージョ・バジェカーノ、名古屋グランパスの4チームが名を連ねました。
決勝戦では、パリ・サンジェルマンが名古屋グランパスを相手に激しい戦いを展開。それを制したパリ・サンジェルマンが3-0で勝利を収め、ついに優勝を達成しました。また、3位決定戦では、日本チームのバディーSCがラージョ・バジェカーノを3-0で下し、見事に3位を確保しました。
【試合結果】
- - 決勝戦: パリ・サンジェルマン 3 - 0 名古屋グランパス
- - 3位決定戦: バディーSC 3 - 0 ラージョ・バジェカーノ
【参加チーム一覧】
- - パリ・サンジェルマン(フランス)
- - ラージョ・バジェカーノ(スペイン)
- - セント・アルバンズ・セインツ・ディナモSC(オーストラリア)
- - Dang Gam SC(韓国)
- - Futboys Thailand(タイ)
- - Galuda Rising Stars(インドネシア)
- - NCR SELECT(フィリピン)
- - Little Football Academy(香港)
- - 名古屋グランパス(日本)
- - バディーSC(日本・神奈川)
- - 石切東FC(日本・大阪)
- - FCゴイス(日本)
大会の概要と今後の展望
この大会は、公益社団法人日本青年会議所と名古屋青年会議所が主催しており、来年以降は更なる国際化が進むことでしょう。2025年度はフランスからのチームが再び参加する予定で、これからのサッカー界におけるジェネレーションギャップを越えた交流が期待されます。サッカーを通じた国際的な繋がりは、参加した選手たちの心にいつまでも残る貴重な経験となることでしょう。今後もこの大会が多くの若者たちに夢を与える場であり続けることを願うばかりです。