チョウの森づくり
2026-01-27 11:09:50

卓球用品メーカーが推進する日本初のチョウの森づくりプロジェクト

チョウを守る新たな森づくりプロジェクトが始動



青葉組株式会社と卓球用品の総合メーカー・バタフライが連携し、栃木県足利市で新しい森林再生プロジェクトをスタートさせました。このプロジェクト、名付けて「バタフライフォレスト」は、林業の全ての工程においてチョウの生息環境の保全を織り込む、いわば「チョウの森づくり」です。

プロジェクトの背景



日本には約240種のチョウが生息していますが、そのうち約25%が環境省のレッドリストに掲載され、里山環境の変化に伴い急速に数を減らしています。チョウは、花粉媒介を行う重要な生物であり、彼らの消失は植物やその生態系の危機を意味します。しかし、これまでの林業の現場では、経済性が優先され、生物多様性への配慮が不足していました。

この状況を変えるべく、青葉組は「自然資本を守る」だけでなく「再生する」ことを目的にしたプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトの誕生



青葉組がこのプロジェクトを始めるきっかけとなったのは、バタフライからの「生物多様性に配慮した森づくりを行いたい」という要望でした。バタフライは、「選手を花に例えると、私たちはその花を支えるチョウになりたい」という理念のもと、70年間卓球の世界で活動してきました。この考え方と青葉組の地域連携のノウハウが結びつき、プロジェクトが具体化しました。

現地の自然資本



プロジェクトの実施地である足利市の森林では、希少な樹種「フモトミズナラ」が確認されました。この樹木は、チョウたちが生息するための重要な食草となります。プロジェクトでは、このフモトミズナラを保全対象として伐採せず、チョウの生息環境全体を再生させる計画が立てられています。約1ヘクタールにわたる林地で、チョウや生物多様性に配慮した森づくりを進めていきます。

プロジェクトの具体的な取り組み



プロジェクトは、伐採の前後、そして植林の段階で具体的な取り組みを行います。

  • - 【伐採前】チョウの生息状況と植生の事前調査を行い、チョウの保全を考慮した作業道を設計。
  • - 【伐採時】希少な植生に配慮した伐採作業を進行。
  • - 【伐採後・植林】チョウの食草となる樹種を植林し、新たな草地を維持する地域を設けます。

このように、木材生産と生物多様性の保全を同時に実現することで、チョウやその生息環境への影響を軽減します。言い換えれば、「自然資本」と「顧客資本」を同時に育てる新たなモデルが示されているのです。

プロジェクトの意義



本プロジェクトは、青葉組の自然資本共創モデルの象徴的な試みであり、バタフライはこの森の整備に資金を投じることを約束しています。将来的には、伐採された木材を卓球ラケットの素材として活用し、国産材の利用が進むことも期待されています。

青葉組としても、スポーツメーカーとの初の協業となり、「チョウ」をテーマにした自然資本の回復に向けた重要なモデルケースとなることを希望しています。

今後の予定



今後のスケジュールとしては、2026年に伐採と整備を開始し、植林イベントを行う予定です。その後、継続的にチョウの生息環境を配慮した下草刈り作業を実施していきます。

このプロジェクトによって、青葉組は「未来の森を、いまつくる。」というミッションに基づき、企業との新たなパートナーシップを築きながら、多様な生物が共存する豊かな森づくりを進めていきます。



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会社情報

会社名
青葉組株式会社
住所
東京都千代田区平河町2-5-3Nagatacho GRID
電話番号

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