ウッドリンク株式会社が非住宅木造建築の新サービスを発表
富山県射水市に本社を持つウッドリンク株式会社が、非住宅木造建築の普及を目的とした新しい取り組みである専門サイト「木造化ラボ」を公開し、さらに非住宅木造システム「WOODCORE」を発表しました。最近、住宅着工の減少が懸念される中、木材業界は倉庫や工場、店舗、事務所などの非住宅市場へのさらなる進出が重要な課題となっています。この状況を受け、ウッドリンクは長年培った木造建築のノウハウを最新技術と融合させた「WOODCORE」を開発しました。
「木造化ラボ」の概要
「木造化ラボ」は、非住宅木造建築に関連する情報を集約した専門サイトです。ここでは、「WOODCORE」の詳細情報のほか、木造化や木質化の利点、具体的な事例、よくある質問など、充実したコンテンツを提供しています。この情報は設計事務所やゼネコンだけでなく、戸建て住宅を中心に活動してきた地域の工務店が非住宅市場へのスムーズな参入を図る際にも役立ちます。
公式サイトは
こちらです。調査や設計に必要な情報が一括で取得できる便利なリソースです。
WOODCOREの特徴
「WOODCORE」は、一般流通の木材を使用し、鉄骨造よりもコストを抑えた設計がされているモジュール型のシステムです。また、構造計算や建材の手配、施工までをウッドリンクが一括で提供するため、関係者の負担を大幅に軽減します。具体的な特徴は次の通りです:
- - 低コスト化: 一般流通材を用いることで、鉄骨造に比べ30%以上のコスト削減が可能。
- - 短納期: プレカットされた部材を現場で組み立てるので、工期を7~10日短縮できる。
- - 大空間への対応: 最新技術を用いたトラス構造やラーメン構造で大空間の建築を実現。
- - 耐積雪性能: 1.5mを超える積雪に対応した設計で、北陸地域でも安心して利用可能。
これらの特徴は、特に北陸での住宅建設に実績のあるウッドリンクの強みが反映されたもので、他社には真似できない優位性があります。
環境への配慮と地域貢献
非住宅木造建築の普及は、ビジネス拡大だけではありません。木材が持つ炭素吸収機能を生かしながら、地球環境の保全に寄与することも目的としています。また、国産や地域産の木材を積極的に使用することで輸送距離を見直し、CO2の排出削減にもつながります。ウッドリンクは、北陸を拠点としながら、サーキュラーエコノミーの推進にも力を注いでいます。
今後の展望
ウッドリンク株式会社は今後も「WOODCORE」を中心に革新的な技術とサービスを提供し、木造建築の可能性を追求し続ける方針です。非住宅木造建築による新たな価値創造に向けて、地域社会への貢献と持続可能な建築の実現を目指します。
詳細についての問い合わせは、ウッドリンク株式会社計画開発部非住宅推進室(TEL: 0766-84-4466)までお気軽にご連絡ください。