キユーピー株式会社が描く未来 - DXサイトの開設
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区)は、2023年8月28日より「キユーピーグループのDX」サイトを正式に公開しました。これは、同社が2025年度から2028年度にかけて掲げる中期経営計画「価値創造プロセスの進化」の一環であり、デジタル変革(DX)をより加速させることを目指しています。
DXサイトの目的と内容
「キユーピーグループのDX」サイトの開設は、バリューチェーンやサプライチェーンを最適化し、中長期的なビジネスモデルの構築を進めることが目的です。サイト内では、キユーピーグループのDX戦略や具体的な取り組み事例について詳しく紹介されています。
特に、キユーピーは経済産業省による「DX認定事業者」に認定されたことが強調されており、その成果がサイトを通じて発信されることは、企業のデジタル戦略についての透明性を高める意味でも重要です。
サイトの具体的なコンテンツ
サイトでは以下のようなコンテンツが用意されており、来訪者はキユーピーグループのDX推進体制や目指している姿を理解することができます。
- - めざす姿
- - DX戦略
- - 取り組み事例
- - キユーピーグループのDX推進体制
従業員のための生成AI「Q-unity」
特に注目すべきは、キユーピーグループが独自に構築した生成AI環境「Q-unity」です。このプラットフォームは、全従業員が安心して生成AIを活用できるように設計されており、2024年6月より本格運用が始まります。
今年の8月時点で、Q-unityの利用可能な従業員の約70%が既にこの技術を活用しており、短期間での浸透が見られています。この環境を通じ、従業員はマーケティング、営業、生産、研究など、さまざまな現場での生産性向上や新たなサービスの開発が進んでいます。実際に、6月に発表されたLINEを利用した「レシピトーク」サービスも、Q-unityの活用から生まれました。
創造力を引き出すAI活用
キユーピーグループでは、業務の自動化のみならず、働く個々の創造力を引き出すためのAI活用を推進しています。このように、生成AIが従業員の「頼れる相棒」として機能し、多様な場面でのサポートを行うことが期待されています。この取り組みは、ビジネス環境の変化に対応しながら、従業員ひとりひとりが最大のパフォーマンスを発揮できる基盤を築いています。
まとめ
キユーピーのDX推進は、ただのトレンドではなく、企業の持続可能な成長を実現するための確固たる戦略として位置づけられています。今後も、同社の革新的な取り組みから目が離せません。DXサイトを通じて、多くの人々がキユーピーの発展に触れられることを期待しています。