郵便物や資料の扱いが中心の弁護士業務において、業務効率化の必要性が高まっています。そんな中、現役弁護士が開発したクラウド型事件管理ツール『LegalWin』が新たにベータ版を公開しました。特に注目なのが、成年後見事件向けの通帳OCR機能です。この機能により、紙の通帳をスキャンして取引データを自動で認識し、業務を大幅に効率化することが可能となります。
LegalWinの主な特徴
『LegalWin』は、弁護士業務に特化した設計がされています。ユーザーが直面するさまざまな煩雑な業務を軽減するため、以下のような機能を備えています。
1.
事件情報の集約管理: 事件に関する情報を一元管理し、入力の手間を削減することを重視しています。これにより、外出時でもメール通知機能を通じてリアルタイムで事件の進捗を把握できます。
2.
事件単位での情報共有: 他の弁護士と特定の事件に関する情報を共有することで、連携がスムーズになります。
3.
多様な管理機能: TODOリストや利益相反アラーム、分割払いの管理機能など、必要な機能が満載です。
通帳OCR機能の概要
新たに追加された通帳OCR機能は、スキャンしたPDFから取引の日付、金額、文字を自動的に読み取ります。現在は都市銀行や神奈川県を中心とした地方銀行に対応しており、今後も対応行を増やしていく予定です。また、Excelに似た操作性を持つため、取引の分類も簡単に行えます。
開発者の想い
『LegalWin』の開発者は、弁護士業務の多くがアナログ的な手法に依存している現状に危機感を覚え、運用を効率化するツールの必要性を強く感じていました。近年、IT化が進んできていますが、依然としてFAXや紙の通帳が多く使われており、これらを更新することが求められます。『LegalWin』は、ディープラーニング技術を活用して高精度のOCR処理を施し、弁護士が直面する業務の無駄を省くことを目的としています。
このツールは、無理なく手軽に利用できるよう、リーズナブルな価格設定もされており、無料プランでも30件まで使用することができます。正式なサービス開始前の今なら、全機能を無料で試すことができるため、興味がある方はぜひ見逃さないでください。
今後も『LegalWin』は、弁護士業務のさらなる効率化を目指して新機能を追加していく予定です。特に資料調査や検索にかかる多大な時間を削減する機能にも期待が寄せられています。弁護士業務の変革に向けた一歩を踏み出す『LegalWin』の今後に注目です。
公式サイト:
LegalWin