新インターネット銀行
2018-07-17 13:00:52

新たなインターネット銀行の誕生と未来の金融サービスを探る

新たなインターネット銀行の登場



1. 銀行のコンセプトとビジョン


近年、インターネットバンキングへのニーズが、高まる一方です。特に若い世代を中心に、スマートフォンの普及やFinTechの進展が進み、キャッシュレス社会へと移行しています。昨年施行された改正銀行法に伴い、インターネット銀行とFinTech企業との連携も進んでおり、顧客にとって利便性の高い金融サービスが続々と登場しています。これにより、ブロックチェーン技術の活用が期待され、安全かつコスト効率の高い金融サービスの実現が目指されています。

このような背景のもと、GMOあおぞらネット銀行は「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」という理念を掲げ、以下のコンセプトに基づいてサービスを提供します。

1. 中小企業への支援: EC事業者を含む中小企業向けに、生産性向上に寄与する低価格の銀行サービスを提供。
2. 個人への次世代型機能: 越えたIT技術を駆使した新しい金融サービスを個人顧客向けに導入。GMOクリック証券との連携サービスも提供予定。
3. グループ連携: GMOインターネットやあおぞら銀行との連携を強化し、外部のFinTech企業とも提携を図る。
4. システム最適化: 先進技術を活用しコスト削減を実現し、低価格サービスを実現。

2. 提供する価値


GMOあおぞらネット銀行は、顧客に「安心」「速さ」「安さ」「便利さ」「新体験」という五つのバリューを提供します。
  • - 安心: 万全なセキュリティ対策を整え、取引ごとにワンタイムパスワードや生体認証機能を導入。
  • - 速さ: サービス提供を迅速に行い、ストレスのない取引環境を構築。
  • - 安さ: 業界最高水準のATM出金無料回数や振込無料回数を実現し、お得なキャンペーンも予定しています。
  • - 便利さ: 24時間365日利用可能なオンラインバンキングと、セブン-イレブンなどでのATM利用が可能。
  • - 新体験: 「つかいわけ口座」や「振込入金口座」など、新しい形の金融商品を提供します。

3. 特長ある商品サービス


このネット銀行では以下の商品サービスが展開されます。
  • - 個人向けバーチャル口座: 生活費や貯蓄等、目的別に口座を最大10口座まで無料で開設。
  • - 法人向けバーチャル口座: 仮想口座番号を使用し、入金管理を効率化。初期登録・月額利用料は無料です。
  • - 証券コネクト口座: GMOクリック証券と連携し、資金を統合して株式の取引が可能。
  • - 外貨預金: リアルタイムな為替レートを反映し、競争力のある手数料及び金利を提供。
  • - ハイセキュリティデビットカード: Visa加盟店で利用可能なキャッシュカード。

4. 今後の展望


将来的には、ローンやクレジットカードなど、多岐にわたる商品サービスを展開する予定です。また、参照系APIから始まり、決済APIの提供も進めています。これにより、ブロックチェーン技術を用いた新たな決済手段の開発に取り組む考えです。

5. 口座開設情報


口座開設はウェブサイトで受け付けており、完了後は8月3日から取引可能となります。セブン銀行ATMでの各種取引が利用可能で、今後イオン銀行ATMも利用可能となる見込みです。

6. 銀行の概要


GMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行グループとGMOインターネットグループの共同出資によって設立されました。東京都渋谷区に本社を構え、代表取締役は金子岳人と山形昌樹です。あおぞら銀行は85.1%の議決権を持ち、GMOインターネットグループの配分は7.45%です。

GMOあおぞらネット銀行は、ネットバンキングの利便性を提供し、顧客のニーズに応える新しい時代の銀行を目指しています。

会社情報

会社名
GMOあおぞらネット銀行株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
電話番号

トピックス(経済)

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