多摩川の未来を守る新たな助成プログラムが始動
公益財団法人 東急財団が、10月1日より「多摩川の美しい未来づくり助成」の募集を開始しました。このプログラムは、多摩川およびその流域の環境保全を目的としており、市民の意識向上や行動変容を促すものです。1974年に設立された東急財団は、当初から水質汚染が問題視されていた多摩川の環境改善に取り組んできました。1975年からは環境浄化に向けた調査や研究を助成し、571件、総額15億4000万円の支援を行っています。
2026年度の助成プログラム概要
この助成プログラムでは、民間の非営利団体(NPO/NGO)、研究者、大学の研究機関が対象となるため、個人に限らず法人にも応募が可能です。助成金は、応募コースにより150万円または200万円の上限が設けられており、その期間は2026年4月1日から2027年3月31日です。応募は2025年10月1日から10月15日まで受け付けられます。
プログラムの意義と展望
多摩川の環境保全は私たち市民一人ひとりの責任にかかわる問題です。次世代を担う子どもたちに、持続可能な社会の重要性を伝え、育てていくためには、環境への取り組みが不可欠です。この助成プログラムを通じて、多摩川を舞台にした活動が活性化し、その成果や気づきが広く一般市民と共有されることで、より美しい生活環境が築かれることが期待されています。
東急財団の取り組み
東急財団の環境事業は、創設以来、多摩田園都市を中心にした自然と人間の調和を取り戻すための様々な施策を展開してきました。具体的には、地域の企業や行政との連携を図り、環境浄化に向けた具体的なアクションも実施しています。35年以上にわたる活動を通じて、多摩川の浄化活動のみならず、環境啓発活動や支援も行いながら、地域社会に貢献してきました。
多摩川の美しい未来を創造するためには、地域の人々、団体が協力し意識を高め、積極的に行動することが求められます。今後も東急財団は、環境共生型社会の実現に向けて寄与していくことを目指していきます。
詳しい公募の概要については、東急財団の公式ホームページをご覧ください。環境保全に興味のある方はぜひ応募を検討してみてはいかがでしょうか。