物流業界に新たな風!オープンロジとイーバイグローバルが手を組む
物流プラットフォームのオープンロジと国際転送サービスを展開するイーバイグローバルが、この度中華圏向けの共同配送ネットワークを構築するために提携を結びました。このパートナーシップにより、両社は日本のEC業者に向けた新たな配送手段を提供し、越境EC市場の可能性を広げることを目指しています。
共同配送網の規模と特徴
提携の第一弾として、2023年7月以降、中国本土、香港、台湾などの中華圏に向けて、格安な発送サービスがスタートします。イーバイグローバルが有する定期空港便ネットワークを活用することで、配送コストを大幅に削減し、従来のEMSサービスよりも約30%安価な発送が可能になる見込みです。
また、オープンロジの先進的な倉庫管理システムが、イーバイグローバルが運営する10カ国以上の倉庫に導入され、これにより老朽化した物流システムをアップデートすることが期待されています。これにより、日本のEC事業者はより効率的に商品を中華圏市場に展開できるようになります。
提携の狙い
オープンロジは、これまでEMSを利用した海外発送代行サービスを提供してきましたが、この提携を通じて、よりスピーディーでコスト効率が高い発送方法を提供することを目指しています。越境ECが拡大する中、特に中小規模のEC業者には、新たな販路拡大の機会が得られると見込まれています。経済産業省による推計では、中国の越境EC市場は2021年までに、2017年から2.2倍に拡大するとされています。
したがって、このパートナーシップによって双方が共鳴し、日本のEC業者が中華圏にマーケットを広げるための力強いバックアップとなるでしょう。
新たなサービスの特徴
- - 中華圏向け発送サービス:オープンロジの利用者は、2018年7月から中華圏向けの発送サービスを利用できるようになり、手軽に国際発送が可能です。
- - 倉庫管理システムの導入:イーバイグローバルの各国倉庫にオープンロジのシステムが導入されることにより、在庫管理や配送などの業務がシンプルかつ効率的に行えるようになります。これにより、物流の透明性が向上し、小売業者にとって嬉しいメリットとなるでしょう。
まとめ
オープンロジとイーバイグローバルの提携は、物流業界における重要な一歩となります。特に中華圏市場は、日本のEC事業者にとって新たなチャンスを提供する魅力的な市場です。この連携によって、両社はさらなる成長を目指し、日本のEC事業者への販売支援を強化していくことが期待されます。今後の動向に注目です。