新たなビジネスチャンスを創出する越境研修プログラム「side project with MUIC」始動
一般社団法人関西イノベーションセンターが、株式会社ローンディールとの協業により、地域経済の活性化を目指した越境研修プログラム「side project with MUIC」を開始しました。この施策は、特に京阪神エリアを中心に、スタートアップ企業と大企業をつなげる新しいビジネスモデルです。
プログラムの目的
「side project with MUIC」は、スタートアップが東京一極集中から脱却し、地域の魅力ある企業とのマッチングを図ることを目的としています。このプログラムでは、大企業の社員が一定の業務時間を利用して、社外のスタートアップでの研修を行うことが可能です。これにより、地元のスタートアップに必要な人材を提供し、同時に大企業社員のスキルアップやキャリア形成を図ります。
プログラムの概要
本プログラムでは、京阪神エリアで事業を展開する企業に対し、ローンディールが提供する越境プログラムを無償で提供します。具体的な流れは以下の通りです:
- - 申し込み締切:2025年10月3日
- - マッチング期間:2025年10月27日から12月上旬
- - 受入れ期間:2026年1月から3月の間に実施(3ヶ月間)
大企業は最大10社、スタートアップは最大15社のマッチングが予定されています。
実施の背景
近年、技術革新のスピードは加速しており、スタートアップ企業の果たす役割が重要になっています。しかし、地方においては人材の流動性が課題となっており、特に東京都以外でのスタートアップとの協業機会は限られています。
このような現状を踏まえ、ローンディールが展開する越境人材のマッチング支援事業は、スタートアップとの協業機会を増やし、地域経済の活性化を図るものであり、特に大阪、京都、神戸の都市圏では、大学や研究機関、企業の集積により、潜在的イノベーションが期待されています。
プログラムのメリット
「side project」は、大企業の社員が本業以外のプロジェクトに参加できる仕組みです。このプログラムに参加することで、社員は新しい経験を得るだけでなく、自社の風土改革にも貢献できます。大企業側にとっては、外部プロジェクトへの参画を通じた組織文化の進化やオープンイノベーションの推進が期待されます。一方、スタートアップにとっては、事業推進に必要な人材を獲得し、さらには大企業との関係構築が大きなメリットです。
関連イベントのご案内
さらに、2025年8月には「大手企業×スタートアップの地域内人材流動化の価値とは?」と題したイベントが開催されます。
- - 日時:2025年8月26日(火)17:00-18:00
- - 場所:グラングリーン大阪 北館 JAM BASE4階 Syn-SALON
- - 参加費:無料
詳細と申し込みは
こちらからご確認いただけます。
「side project with MUIC」は、地域経済の活性化とスタートアップの成長促進という二つの大きな目標を持った新たな試みです。今後の展開が非常に楽しみです。