トンボ学生服150年の歩み
2025-05-11 10:21:28

創業150周年記念、新たな制服の歴史と未来を紐解くトンボ学生服

創業150周年、トンボ学生服の歴史と未来



株式会社トンボ《トンボ学生服》は、2026年に創業150周年を迎えることを記念し、オリジナルのタータンチェックを制作しました。そのタータンチェックは、スコットランドの名門メーカー、LOCHARRON(ロキャロン社)と共同で制作されました。

150年の歴史を振り返る


1876年に岡山県玉野市八浜で創業したトンボは、当初「三宅商店」として足袋製造を行っていました。初代社長の三宅保正が事業を引き継ぎ、全国に販路を広げた結果、今日の安定した基盤を築くことに成功しました。昭和5年には詰襟学生服の製造・販売を開始し、今では学校制服から介護、メディカルウエアなど幅広い分野にわたって製品を展開しています。

150周年アニバーサリータータンの意味


新たに誕生した「The TOMBOW 150th Anniversary Tartan」は、五つの色でそれぞれの理念を表現しています。たとえば、ブルーは誇りと尊敬、ピンクは多様性と感謝を象徴しています。このタータンは、2025年4月15日に駐日英国大使館公邸で行われたレセプションでも先行発表され、今後150周年記念事業の一環として様々なアイテムに使用される予定です。

制服の歴史をひも解く


トンボが学生服の製造を始めたのは1930年ごろ。厚手の木綿で作られた小学生用の制服をはじめ、昭和の時代を通じて、戦時中には霜降り素材の制服も提供されました。1965年には「家庭で洗濯可能」な学生服を開発。その後、1974年には「S.I(スクールアイデンティティ)」を提唱し、学校ごとの特色を強調する服作りを提案しました。

1980年代には、ブレザー制服の導入が急増しました。トンボが提唱する「S.I」の考えが広まり、制服のイメージを変えるきっかけとなります。近年では、LGBTQにも配慮した制服が増加し、多様性を尊重する動きが進んでいます。男女共通型のジャケットやネクタイとリボンの自由選択など、新しい制服が生まれています。

現代の制服と未来への展望


現在の制服は、ニットジャケットやハーフパンツ、パーカーなど、多様な選択肢が増えています。それにより、生徒自身がコーディネートを楽しむことができるようになりました。2025年には、さらなる進化が期待される制服が展開され、学びの場の雰囲気を整える役割を果たします。

創業から150年、トンボ学生服は時代に応じて変化しながらも普遍的な価値を持つ制服作りを続けています。未来に向けて、教育環境に適した制服がどのように進化するのか、今後も目が離せません。

会社概要


株式会社トンボは、岡山県岡山市と東京都台東区に本社を持つ企業です。スクールウェアやスポーツウェア、介護・メディカルウェアなどを手掛けるユニフォームの総合メーカーとして知られています。創業からの150年の間に培った経験と技術を生かし、今後も教育や社会のニーズに応え続けることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社トンボ
住所
岡山県岡山市北区厚生町二丁目2番9号
電話番号
086-232-0311

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