京都八幡市でコーヒー苗木の栽培が成功！観光農園の設立へ

京都八幡市でのコーヒー栽培に関する新たな試み

京都府八幡市に本社を置く株式会社淸兵衛は、2022年から取り組んでいた国産コーヒーのテスト栽培において、一定の成果を上げました。この成功を踏まえ、同社は観光農園の設立を目指し、生産体制を整備しています。

テスト栽培の背景

コロナ禍の2022年に立ち上げたこの農業法人は、「再生」と「温故知新」というテーマのもと、地域の伝統や文化を大切にしつつ新しい価値を創造することを目指しています。現在、農業界は高齢化や人手不足、耕作放棄地の拡大といった厳しい課題に直面していますが、淸兵衛ではこの問題の解決に農福連携に基づく取り組みが有効であると考えています。具体的には、障がい者の就労支援を通じて地域の産業と雇用の活性化を図ろうとしています。

さらに、同社は児童福祉関連の企業と取り組みながら、国内外の農業事例を集め、新たなビジネスの構築を進めています。この過程で沖縄県や岡山県のコーヒー栽培事例を知り、京都産コーヒーの開発に繋がりました。

テスト栽培は、厳しい冬が続く京都でのコーヒー栽培が可能か、土壌が適しているかを確認するために、土地の一部を開墾して実施されました。結果として、2022年初夏に植え付けた120本の苗木のうち、60本が越冬に成功し、一部からは実が収穫できました。

今後の展望

2024年には京都産コーヒーの確立に向けたクラウドファンディングを実施予定です。このとき、農地の拡大や生産体制の整備を行い、ショールームを開設してテスト栽培のプロセスを紹介しつつ、観光農園としての運営を進めます。また、収穫したコーヒーのブランディングにも着手し、地域の皆様や京都全体に広めていくことを目指しています。

淸兵衛では、公式インスタグラムを通じて活動の詳細を随時報告していく予定です。これからますます注目を集めるこのプロジェクトの行く先に期待が高まります。

株式会社淸兵衛の紹介

株式会社淸兵衛は、2022年に設立され、農産物の生産や製造加工をはじめ、輸出入・販売など幅広く農業に関連する事業を一手に引き受けています。同社は自社ブランドとして京都産コーヒーの生産に挑戦しており、地域経済の発展にも寄与しております。

会社概要
会社名：株式会社淸兵衛
所在地：京都府八幡市土井126番地
代表者：代表取締役奥村清裕