農業DXの最前線
2025-03-18 09:02:21

青森県の学び舎が挑む!農業DXと気候変動を活かした新たな作物育成の試み

青森県の学び舎が挑む!農業DXと気候変動を活かした新たな作物育成の試み



青森県立青森商業高等学校で、気候変動に対応した農業DXをテーマにしたワークショップが開催されました。この講座は、Penguin Labs合同会社と株式会社シンフォディア・フィルが共同で実施したもので、未来の農業を支える人材育成と新しい作物の開発を目指しています。

講座の目的と内容



この講座は、青森県の主要産業である農業の課題を解決するために、最新のIT技術を活用すべく開催されました。特に注目されたのは、生成AIと気象ビッグデータを活用したアプローチです。講師には、Peguin Labsの代表である赤塚慎平氏と、シンフォディア・フィルの代表である鹿内智也氏が担当し、生徒たちへの知識と技術の提供を行いました。

講座は2日間にわたって行われ、初日は「温暖化が青森県に与える影響」についての座学が実施。続く2日目には、TWINZというサービスを使用して、将来の青森市が似た気候条件を持つ海外都市を分析しました。これにより、2025年にはニューヨーク、2060年にはイラン北部や中国の陝西省と気候が類似することが示され、生徒たちはその気候条件下で育てられる可能性のある新たな作物をリストアップしました。

TWINZの活用



「TWINZ」は、世界中の気象データをAIで解析し、気候の双子を探索するコンセプトの元に開発されたサービスです。講座では、このツールを用いて条件に合う作物を世界中から探し、高い栽培可能性が見込まれる作物の育成方法を模索しました。生徒たちの目は、新しい情報を得るたびに輝きを増していきました。

生徒たちの反応



講座終了後、生徒から寄せられた感想には「農業とDXの関わりについて深く学べた」、「日本ではあまり知られていない野菜を見つけたのが面白かった」といった声があり、80%を超える生徒が興味を持ち、満足度の高い講座であったことがわかりました。

実践への展開



さらに、プロジェクトは実践フェーズへと移行し、2025年からは生徒たちが選定した新作物を実際に栽培する予定です。文化祭や地域のレストランでの販売をも視野に入れており、農業のリアルな体験を通じて学びを深化させる狙いがあります。栽培予定の作物は、バターナッツスクワッシュやフィレンツェナスなど、日本ではなじみの少ない野菜が選ばれています。

今後の展望



この取り組みは、青森の未来の農業に新しい可能性をもたらすものです。気候変動への対応としての農業DXは、単なる課題解決だけでなく、新たな特産品の創出にもつながることでしょう。青森の若き農業人材たちが、革新的な農作物の育成を通じて地域に貢献し、未来の農業シーンを築いていくことが期待されます。

企業紹介



Penguin Labs合同会社
所在地:東京都中央区
代表:赤塚慎平・梶本宗義
ウェブサイト

株式会社シンフォディア・フィル
所在地:山形県米沢市
代表取締役:鹿内智也
ウェブサイト


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会社情報

会社名
Penguin Labs合同会社
住所
東京都中央区銀座1-12-4N&E BLD.7階
電話番号

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