YUGEN Gallery FUKUOKAが能登半島地震復興支援に寄付
福岡・天神にある現代アートギャラリー、
YUGEN Gallery FUKUOKAは、2025年3月8日から3月23日まで開催された「蓮井幹生+錦山窯コラボレーション展『朽ちゆく果てにも美は宿る』」のチャリティー活動を通じて、162,000円の寄付金を集めました。この寄付金は、公益財団法人ほくりくみらい基金の「能登とともに基金」に贈られることが決まり、当初の目的である被災地支援に役立てられます。
チャリティー活動の詳細
展示会における販売収益の一部と募金によって集まったこの額は、4月8日に正式に寄付されました。この活動は、観覧者や訪れた全ての人々の協力によって成り立ちました。被災された方々が一日も早く安全に復旧できることを願っています。ご協力いただいた皆様には、心より感謝申し上げます。
展覧会の概要
「朽ちゆく果てにも美は宿る」と題されたこの展覧会は、九谷焼窯元の
錦山窯と写真家の
蓮井幹生とのコラボレーションによって実現されました。錦山窯は、石川県小松市に位置し、110年以上にわたる伝統を有します。能登半島地震の影響により、数多くの貴重な作品が損壊してしまったことが展覧会の背景にあります。
蓮井幹生は、これらの割れた陶磁器を巧みに撮影し、破壊からも美が生まれることを伝えました。彼の作品には、失われた作品と同様の美しさと存在感が備わっており、観る者へ深いメッセージを投げかけます。
展覧会には16点の作品が展示され、観覧者は縮小された美の中に潜む深い意味を感じ取ることができる内容となりました。彼の独特の視点が、もともとの作品の魅力を一層引き出し、訪れた多くの人々の心を動かしました。
この企画展は、2025年5月17日から31日まで小松市の
ギャラリー嘸旦でも行われる予定です。これにより、さらに多くの人々に「壊れても美しい」といったテーマの重要性を伝えることができるでしょう。
ギャラリー情報
YUGEN Galleryは、2022年に設立された現代アート専用のギャラリーで、東京と福岡の2拠点を持ちます。「YUGEN」という名称には、日本独特の美的感覚を持つ作品をより広く伝えたいという理念が込められています。ギャラリーでは、国内外で活動する新進気鋭アーティストたちの作品が幅広く紹介されており、公式オンラインストアでは日本国内外からアートが購入可能です。
展覧会や最新情報については、
YUGEN Galleryの公式サイトをチェックしてください。