国内最大規模の翻訳・通訳イベント「第33回JTF翻訳祭2024」
一般社団法人日本翻訳連盟(JTF)が主催する「第33回JTF翻訳祭2024」が、2024年の10月に金沢市で開催されることが決定しました。この翻訳祭は、国内最大の企業向け翻訳・通訳イベントで、翻訳者や通訳者、関連する企業が一堂に会する重要な機会です。
開催概要
イベントの開催日程は、10月24日(木)と25日(金)の2日間で、金沢市文化ホールが会場となります。また、今年は北陸地方での初開催となり、地域にとっても特別な意味を持つイベントとなります。更に、10月29日(火)からは、会場で行われるプログラムに加え、オンラインでもオンデマンド配信が行われるため、全国の参加者がアクセスできる機会が提供されます。
今年のテーマ
今年のテーマは「ことばを伝える ― 情報、技術、文化、そして心を伝える」と定められており、翻訳や通訳を通じて人と人とのコミュニケーションがどのように進化していくかを考える内容となっています。
基調講演とコンテスト
イベントでは、基調講演として第170回芥川龍之介賞を受賞した九段理江氏が登壇します。彼女は、SNS時代における言語の重要性や、コミュニケーションの未来について貴重な視点を提供してくれることでしょう。また、会場プログラムの一環として、翻訳ミニコンテストも実施され、幅広い参加者が自らの翻訳技術を競い合います。
展示会
展示会場には、多くの優れた翻訳・通訳企業が集まり、最新の技術やサービスを展示します。入場は無料で、企業での翻訳業務に関して相談できる貴重な機会です。
交流パーティー
イベントの最後には、金沢ニューグランドホテルにて交流パーティーが開催されます。基調講演後、登壇者や参加者との意見交換の場として、ネットワークを広げる絶好の機会です。
オンデマンドの利点
10月29日からのオンデマンド配信では、参加できなかった方や会場でのプログラムを再度見たい方が、好きな時に、何度でも視聴可能です。これは、翻訳や通訳業界の最新動向について理解を深める絶好のチャンスです。
伴うイベント
「第33回JTF翻訳祭2024」の前には、9月30日に「翻訳の日」を記念したパネルディスカッションも行われます。災害時における多言語支援がテーマで、各界の専門家が集まり、現状の課題について議論を交わします。この模様は、YouTubeで無料配信予定です。
参加情報
参加料は会員6,600円から19,800円、一般は9,900円から25,300円と、多様な形式に応じた料金設定となっています。詳細については公式サイトにてご確認ください。
今年の翻訳祭は、翻訳や通訳への関心を深め、業界の未来を見据える良い機会です。ぜひ、金沢での開催に参加し、語学の力を共に感じてみませんか?