三菱地所の「HOMETACT」がキャンプ場に進出
三菱地所株式会社が展開する総合スマートホームサービス「HOMETACT」が、株式会社NTT Landscapeが2025年10月にグランドオープン予定のキャンプ場「LScamp 山中湖」に導入されることが決定しました。これは、宿泊用トレーラーハウスに初めて「HOMETACT」を採用し、利用者に新たな宿泊体験を提供する試みです。
NTT Landscapeとキャンプ場の取り組み
NTT Landscapeは、NTT東日本株式会社とテルウェル東日本株式会社の共同出資により2024年に設立され、キャンプ場におけるデジタル化(DX)の推進、運営の効率化、地域の活性化へと繋げる取り組みを行っています。特に「LScamp 山中湖」では、Wi-Fi環境を全面的に整え、訪れるファミリー層にとって快適なキャンプ体験を実現することを目指しています。
HOMETACT導入の背景
「HOMETACT」の導入は、宿泊施設の運営における業務の効率化を図ることが大きな狙いです。照明やエアコンといった住宅設備について、スマートフォンを使って遠隔で操作が可能となり、チェックアウト後の照明やエアコンの消し忘れを防ぐ効果も期待できます。ロボット掃除機を活用することにより、広い範囲での清掃作業の負担軽減にも寄与するでしょう。
顧客体験の向上
「HOMETACT」は、音声操作やアプリを通じて複数のデバイスを一括管理できる便利な機能を提供しています。トレーラーハウス内では、プロジェクターとの連動照明が設置され、宿泊者は自分の好みに合った快適な空間を創り出すことが可能です。これにより、一般的な宿泊施設とは一線を画す付加価値の高い体験を提供し、「ワクワクを届けるキャンプ場」としてのイメージを確立していきます。
今後の展望と戦略
三菱地所は、「HOMETACT」を宿泊施設に限定せず、今後は多様な施設に展開し、「HOMETACT」体験を広げる計画です。これにより、居住空間から宿泊施設まで、安心で快適、便利な環境を提供し、次世代のライフスタイルの創造を目指します。
HOMETACTとは?
「HOMETACT」は、スマート邸宅の便利さを実現するための専用アプリを用いて、各種IoT機器を一元管理するサービスです。2021年から始まったこの取り組みは、三菱地所グループ内外の物件で実績を上げ、多様な商品との連携を進めています。
LScamp山中湖について
「LScamp山中湖」は、富士山を望む素晴らしいロケーションに位置し、洗浄機能付きのトイレやシャワー、様々な遊具が設置されたサイトを提供しています。また、愛犬と一緒に過ごせるドッグランエリアもあり、家族全員が楽しめる環境が整っています。さらに、未来のトレンドに即したテクノロジー活用のイベントも計画されており、地域への人流促進にも貢献することでしょう。
まとめ
三菱地所とNTT Landscapeの協力によって実現するこの取り組みは、スマートホームサービスが提供する新しい価値を示し、宿泊体験を向上させる重要な一歩です。今後の展開から目が離せません。