J1首位のFC町田ゼルビアが語る、地域と共に築くサッカーの未来
町田市で開催された「第9回武相まちづくりカンファレンス」。このイベントは、地域の人々とその未来を考える場として、株式会社AGORAが3ヶ月ごとに開催しています。今回は「スポーツ×まちづくり」をテーマに、FC町田ゼルビアの渉外部長、近藤安弘氏が登壇しました。
開会趣旨とプログラム
イベントは18:30に開会し、次いで近藤氏による特別講演が行われました。タイトルは「J1首位!ゼルビアが考えるサッカーを通したまちづくり」。近藤氏の経験を活かした、サッカーが地域社会にもたらす影響についての貴重な机上報告が行われました。そして、参加者同士の意見交換を行い、地域活性化のヒントを探るディスカッションも実施されました。
FC町田ゼルビアとは
FC町田ゼルビアは、町田市をホームタウンに持つプロサッカーチームで、最近J1リーグに昇格したばかりの期待の新星です。1989年の創立以来、地元に密着した活動を続け、地域イベントや清掃活動などにも積極的に参加しています。サッカーを通じて地域の魅力を発信する姿勢は多くの市民の支持を受けています。
近藤安弘氏の自己紹介
講演者の近藤安弘氏は、日本大学を卒業後、サンケイスポーツに入社。フリーランスの時代を経て2011年にゼルビアに転職し、広報やホームタウン活動に関与しています。彼はサッカーがどのように町田市の発展に寄与しているかを語りました。
サッカーチームがもたらすまちづくりの影響
近藤氏によると、FC町田ゼルビアの経済波及効果は非常に大きいとのことです。例えば、J1の試合で来場する1人あたりの経済効果は約5万円に達し、飲食や観光業に直結します。また、メディアを通じて町田市の認知度が高まり、子供の転入数が全国2位となる要因の一つには、ゼルビアの活動があると言われています。
さらに、ゼルビアは町田を国際的にアピールすることで、地域活性化の新たなチャンスをもたらす可能性があります。近藤氏は、サッカーの成功が地域の発展に寄与する未来像を描いています。
ゼルビアの理念と活動
FC町田ゼルビアのクラブ理念には、地域に誇りを持ち、地域発展に貢献すること、そして次代を担う子供たちに夢を与えることが掲げられています。実際、彼らは多様な社会連携活動を通じて地域貢献を進めています。特に「まちづくりアシスト事業」や「子どもアシスト事業」といった取り組みでは、地域イベントへの参加やサッカー教室の実施などを行っています。
結び
その後も参加者間での熱心なディスカッションが展開され、ゼルビアファンが増えることは間違いありません。これからも、FC町田ゼルビアが町田をさらに盛り上げていくことを期待しつつ、地域との関係を深めていく様子を見守りたいと思います。地域と共に成長するサッカーチームの貴重な在り方がここにありました。