LayerX、セーフィーのクラウドカメラ導入でセキュリティと業務効率を向上
東京都中央区に本社を置くLayerX社は、2024年5月、オフィス移転を機にセーフィー株式会社のクラウドカメラシステムを導入しました。複数のセキュリティシステムを比較検討した結果、セーフィーの使いやすさ、管理の容易さ、そしてコストパフォーマンスの高さから選定されました。
LayerX社は、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO27001を取得しており、セキュリティ対策には高い意識を持っています。最新バージョンのISO27001では、物理的なセキュリティ対策として、防犯カメラの設置や警備員の配置が求められています。しかし、常駐警備員を配置するには規模が合わないことから、クラウドカメラによるセキュリティ強化が最適な選択肢と判断されました。
以前は、オフィスビルの共有カメラに頼っていましたが、アクシデント発生時のみ映像を確認する状況でした。セーフィー導入後は、日常業務でも積極的に活用しています。
セーフィー導入による具体的な効果
1. 来客対応の効率化とスムーズな業務フロー
受付に設置されたカメラは、総務部門の担当者が6階の自席から5階の受付の様子を確認できるようになっています。1日に平均3件ほどの来客対応において、フロアを移動することなく状況を把握できるため、宅配便などの簡単な対応は総務担当者だけで完結します。
一方、重要な顧客との打ち合わせや、新入社員の受付など、特別な対応が必要なケースでは、適切な担当者がスムーズに迎え入れることができます。お客様をお待たせすることなく、迅速かつ丁寧な対応を実現しています。
2. 双方向通話機能による業務効率化とコスト削減
セーフィーのカメラ「Safie One」には双方向通話機能が搭載されています。この機能を活用することで、受付での簡単な問い合わせであれば、お客様を待たせることなく対応が完了します。これは、お客様にとっても、受付担当者にとっても効率的です。当初、内線電話の設置を検討していましたが、この通話機能によって代替できたため、経費削減にも繋がりました。1日に1件程度の通話利用で、音声もクリアで問題なく会話できているとのことです。
さらに、在宅勤務時にも受付業務を補助できるようになったことで、柔軟な働き方をサポートしています。
3. 効率的なセキュリティ管理
カメラシステムの管理は、LayerX社のコーポレートエンジニアリング部門が担当しています。セーフィーは、カメラごとの閲覧権限の設定・変更が容易にできるため、必要なメンバー(主にコーポレートエンジニアリング室と経営管理部門)にのみアクセス権限を付与しています。
また、「Safie Manager」という統合管理ツールを使用することで、安全かつ効率的に全てのカメラを一括管理できます。このツールは「シングルサインオン(SSO)」と「ディレクトリ連携」に対応しており、LayerX社の既存のアカウントシステムとの連携がスムーズに行えます。これにより、ユーザー認証やグループ情報の同期が容易になり、管理コストの削減に繋がっています。
4. 直感的な操作性と充実したサポート
セーフィーのビューアーは、直感的な操作性を備えています。モーション検知や音声検知によるイベントフラグ表示、映像の拡大・縮小、時間軸の遡及、通話機能など、必要な機能が分かりやすく配置されており、特別なトレーニングなしで社員がスムーズに利用できる点が評価されています。
導入に際しては、セーフィー担当者による設置場所での画角確認など、きめ細やかなサポートを受けられたとのこと。また、初期不良発生時にも迅速な対応がなされ、安心して導入を進められたとLayerX社の担当者は述べています。
まとめ
LayerX社は、セーフィーのクラウドカメラシステム導入によって、セキュリティの強化と業務効率の向上という両面での効果を得ることができました。ISMS対応、来客対応の効率化、コスト削減、そして使いやすいインターフェースと充実したサポート体制は、企業のセキュリティ対策と業務改善に大きく貢献する事例として注目に値します。