小山薫堂氏がヘラルボニー最高顧問に就任
このたび、小山薫堂氏が株式会社ヘラルボニーの最高顧問に就任しました。小山氏は、映画『おくりびと』やキャラクター『くまモン』の生みの親であり、数多くのヒット作を企画してきた放送作家であり脚本家です。彼の豊富な経験とクリエイティブな視点をもって、ヘラルボニーは新たな挑戦に臨むことになります。
ヘラルボニーは、障害を持つ作家たちのアートや表現を「異彩」と捉えており、その才能を社会に広め、経済的な価値に繋げる仕組みを築いてきました。現在、243名の作家と契約を結び、国内の54の福祉施設や海外の8つの国との提携を進めています。特に、アート作品を知的財産(IP)として扱い、多様な企業との共創やDE&I研修を展開するなど、活躍の幅を広げています。
昨年度の業績は前年比約1.63倍の成長を遂げ、作家への年間ライセンス料も過去3年間で15.6倍に増加しました。企業向けアカウント事業でも前年比で1.84倍の成長があり、協業社は150社を超えました。さらに、DE&I研修プログラム「DIVERSESSION PROGRAM」では、累計2,000名を超える受講者を記録しています。
2024年7月にはフランス・パリに新たな子会社「HERALBONY EUROPE」を設立し、アートIPを利用したグローバル展開を本格化させます。また、2025年6月には「カンヌライオンズ」で「Glass: The Lion for Change」部門のゴールドを受賞するなど、国際的な注目も集めています。
小山氏がヘラルボニーに加わることは、同社の未来にとって相当の意義があります。彼は映画『おくりびと』や『くまモン』を通じて、社会と人々の感情をつなぐ新しい道を切り開いてきました。その考え方は、ヘラルボニーのさらなる成長に貢献することでしょう。小山氏は、「異彩」を語る力がこの会社の成長において重要であると強調しています。
小山薫堂氏は、次のように語っています。「企画を立てる際、私はいつも三つのことを自問自答します。その企画は新しいか?楽しいか?誰を幸せにするのか?ヘラルボニーはその全てを満たしながら新しい価値を創造し続けています。」
この言葉からも、彼が持つ理念の深さが伺えます。ヘラルボニーの代表取締役である松田崇弥氏も、「小山さんが我々の最高顧問に就任することの意義はとても大きいです。彼からは多くのことを学び、共に新たな文化を創出していきたいと考えています。」と感謝の意を述べています。
さらに、ヘラルボニーは盛岡と東京でアート発信の拠点を築いており、来店者に「異彩」の物語を体感してもらうことを目的としています。ぜひ、店舗に訪問し、その独自の世界観を感じてみてください。
店舗情報
- - HERALBONY ISAI PARK(旗艦店)
所在地:岩手県盛岡市菜園1丁目10-1
営業時間:10:00〜19:00
定休日:パルクアベニュー・カワトクの休館日
- - HERALBONY LABORATORY GINZA(東京初・常設店)
所在地:東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル1F
営業時間:11:00〜19:00
定休日:火曜(祝日の場合は翌日休業)
ヘラルボニーは今後とも、障害を持つ作家たちが持つ「異彩」を社会に届け、共感を生む新しい価値を創造し続けていきます。皆様のご支援を心よりお願いいたします。